ガリレオ・ニュートン・ファラデー・キュリー夫人など歴史的書物を集結させた「世界を変えた書物」展に行ってきました

  • 📰 gigazine
  • ⏱ Reading Time:
  • 50 sec. here
  • 2 min. at publisher
  • 📊 Quality Score:
  • News: 23%
  • Publisher: 51%

日本 見出し ニュース

日本 最新ニュース,日本 見出し

ガリレオ・ニュートン・ファラデー・キュリー夫人など歴史的書物を集結させた「世界を変えた書物」展に行ってきました(2015)

トーマス・ヤングの「色と光の理論について」で、ヤングはホイヘンスの波動説が正しいと確信し、光は音と共通の性質を持つと考え、音の干渉現象と同様の現象が光にもあると推定しました。ロバート・フックの「微細物誌」6番目のエリア「物質・元素」は、ヒエロニムス・ブルンシュヴィヒの「真正蒸留法」からスタート。ロバート・ボイルの「懐疑的化学者」。元素は実験的分析によってのみ得られる分割不可能な極微粒子であると主張し、アリストテレスの土、水、気、火の四元素説を否定しています。7つ目のエリアは「電気・磁気」。ジャン・テニエの「磁石の本性とその効果の価値について」。磁気の問題を中心に、液体の運動理論、砲術、潮汐理論、船舶設計など多岐にわたる問題を論じている本書は、実は重要部分は盗作によるもの。しかし、広く読まれた本書は英訳まで出て影響力を持ったとのこと。塩水でしめらせた紙を銀と亜鉛の板ではさみ、電気が発生することを実験で示し、電流を取り出すことにも成功。世界初の蓄電池・ボルタ電池は、電気の理論・応用に革命をもたらしました。マイケル・ファラデーの「電気の実験的研究」トーマス・エジソンの「ダイナモ発電機・特許説

ピエール・キュリー、マリー・スクロドフスカ・キュリーの「ピッチブレンドの中に含まれている新種の放射性物質について」。キュリー夫妻はピッチブレンドに含まれる物質が、大量の放射線を出していることを発見。新しい元素ポロニウムの発見であり、「放射能」という語を初めてマックス・プランクの「正規スペクトルのエネルギー分散則の理論」。黒点輻射の問題を研究していたプランクは、エネルギーの連続性の仮説を否定しエネルギーを不連続な分離量として扱う新しい式を提出。輻射エネルギーの最小量を「量子」と呼び量子論を確立しました。長岡半太郎の「線および帯スペクトルの放射能現象を示す粒子系の運動」。ジョゼフ・ジョン・トムソンが原子構造として「葡萄パンモデル」を提案したのに対して、長岡は正電荷を持つ原子核の周りを電子が円を描いて周回する「土星型モデル」を発表。後に、アーネスト・ラザフォードのα線散乱実験で正しさが確認されました。

エルヴィン・シュレディンガーの「波動力学についての四講」。ド・ブロイの物質波から出発した電子波を研究したシュレディンガーは、波が従う波動力学を確立。プランクが創始した量子論に確たる数学的裏付けを与えました。ミリカン最大の業績である電子の電荷の測定は、イオン化させた空気中で油滴を落下させ速度を計測するという驚くほどシンプルな実験で成し遂げられました。合衆国戦略爆撃調査団の「広島、長崎に対する原子爆弾の効果」最後の分野は「非ユークリッド幾何学」。 ニコライ・イヴァノーヴィッチ・ロバチェフスキーの「幾何学の起源について」。平行線は交わらないという平行線の公理にユークリッド幾何学の不完全さが潜むとして、「平行線は交わる」という公理から出発する新しい幾何学「非ユークリッド幾何学」の可能性を確認し、その存在を確立しました。ゲオルグ・リーマンの「幾何学の基礎にある仮説について」。ロバチェフスキーの非ユークリッド幾何学は凹面上の幾何学だったのに対して、リーマンは凸面上の非ユークリッド幾何学を樹立しました。金沢工業大学が誇る稀覯本の展示は、金沢、名古屋に続いて大阪で3回目。科学を作り出してきた歴史的な書物の数々に圧倒されることは確実です。大阪で開催されている「世界を変えた書物」展は、明日、2015年11月23日までグランフロント大阪北館で無料公開されています。

 

コメントありがとうございます。コメントは審査後に公開されます。
このニュースをすぐに読めるように要約しました。ニュースに興味がある場合は、ここで全文を読むことができます。 続きを読む:

 /  🏆 80. in JP

日本 最新ニュース, 日本 見出し

Similar News:他のニュース ソースから収集した、これに似たニュース記事を読むこともできます。