経済産業省は15日、ガソリンなど燃油価格の高騰を抑えるために石油元売り会社に支給する補助金額を、現在の1リットル当たり38円80銭から41円40銭に増額すると発表した。原油高や円安の影響で初の40円台となった。16日から適用する。13日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は前回調査より1円40銭高い171円20銭で、2週連続で上昇した。秋田県は1円90銭高い167円20銭で2週連続で値上がりした。
石油情報センターによると、平均価格は来週も値上がりする見通し。中国・上海のロックダウン(都市封鎖)解除で石油需要が高まるとの見方が影響している。価格が上がれば補助金も連動してさらに増額となる可能性があるが、有識者からは物価高対策が燃油に偏っているのは公平性の面で問題があるとの指摘も出ている。
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