豪雪のスカンジナビア山中で目撃されたQ3プロトタイプは、コーナーで右にハンドルを切ったが曲がりきれず、山林に突っ込んでしまった。幸いケガ人は出なかったようだが、FFモデルにありがちなアンダーステア現象によるものだろう。これは、車の性能に問題があるのではなく、極限まで性能を確認するために使われるプロトタイプ車の宿命と言える。ショッキングな光景ではあるが、プロトタイプがこのようなアクシデントに見舞われることは珍しいことではない。カメラに捉えられたプロトタイプは、カモフラージュが多いものの現行型と同様のプロポーションが見てとれる。次期型には“MQB”プラットフォームのアップデートバージョンを採用、全長がストレッチされると見られる。
フロントエンドには電動SUV、Q6 e-tronと同様のスリムなLEDデイタイムランニングライトを備えたスプリットヘッドライトを装備し、ワイドでスクエアなグリルも露出している。スプリットシステムはQ6 e-tronと同じテクノロジーが採用され、LEDがカスタマイズ可能と考えられる。現行型のパワートレインは1.5L及び2.0Lの“TSI”ガソリンエンジンと、2.0L“TDI”ディーゼルエンジンが用意されており、これらは基本的にキャリオーバーされるが、一部のエンジンは効率を高めるために48Vのマイルドハイブリッド技術が投入されるものと見られている。また最高出力272psを発揮する1.5L“TSI”Evo2と電気モーターを組み合わせたPHEVも期待されている。こちらは、19.7kWのリチウムイオンバッテリーを積み、EV航続距離は100kmとなるものと見られる。さらに遅れて登場するであろう、2.
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