カブスの鈴木誠也外野手(29)が1日(日本時間2日)、敵地・シンシナティでの、レッズとのダブルヘッダー第1戦に「6番・右翼」でスタメン出場。10試合44打席ぶりの14号本塁打を放った。メジャー移籍1年目の昨年に並ぶ本塁打数で、自己最多タイとなった。
0―0の2回1死からの第1打席はレッズ先発・アシュクラフトに3球連続でスライダーを投じられ、空振りの3球三振。4回2死一塁からの2打席目も右飛に倒れたが、3打席目で四球を選ぶと、4打席目でタイミングを修正し、確実に結果を出した。 3―1の8回1死、カウント2―0からレッズ3番手・ドゥアルテが投じた直球を強振。鋭いライナー性の打球はそのまま勢いを失うことなく、左中間フェンスの向こう側へと吸い込まれた。勝利を引き寄せる貴重なダメ押し点。ベンチでは満面の笑顔がはじけた。 8月上旬は相手先発が右投手の場合、スタメンから外れるケースもあったが、18日(同19日)から27日(同28日)まで、自身最長の10試合連続安打を記録するなど確実に復調。8月は打率・321、25安打で13打点を残し、チームの月間MVPに選ばれた。チームは同月、18勝9敗と大きく勝ち越し、試合前の時点でナ・リーグ中地区首位のブルワーズに3ゲーム差にまで迫っている。鈴木が得点源となって、好調なチームをけん引している。
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