照れ屋の大城が、最大級の自画自賛で振り返った。2点を追った7回2死二塁。阪神能見に追い込まれながら直球を捉え、左中間スタンドにたたき込んだ。対外試合1号で開幕前最後の試合を締めた。「外野の頭を超えるかなと思っていたんですけど、ホームランになって自分でもびっくりです」。三塁打が出ればサイクル安打だったほどの大当たり。いくつものうれしい出来事を「奇跡」と表現した。
エイベックス・マネジメント所属で、大阪を拠点に活動してきたDJ SHERYと2月に結婚していたことを公表。「ずっと支えてもらってるんで。ぼくが自由人なんで、自由にやらせてもらってるんで」と明かした。これからの長い道のりをともに歩む、最強の理解者を得た。 10年の甲子園。沖縄に春夏優勝をもたらした興南の中心選手として活躍し、東京6大学の立大でも112本の安打を残した。オリックスを代表するヒットメーカーだった谷佳知の代名詞、背番号10（現在はジョーンズ）を受け継いでプロ入り。走攻守の豊かな才能に恵まれながら故障などでつまずき、レギュラー完全定着の機会を逃してきた。その悔しさにも、今年で別れを告げる。 練習試合12試合を終え、西村監督は「打つ方では大城ですよね。セカンドですごくいい守備もしてくれている」と評した。信頼の二塁守備、さらに練習試合通算35打数12安打、打率3割4分3輪と好調な打撃で2年ぶりの開幕スタメンを手中に。「開幕スタメンは目標だったので、それを達成できるように今までやってきたので」。キャリアハイ、全試合出場という20年の個人目標も、すべてそこからスタートする。◆大城滉二（おおしろ・こうじ）1993年（平5）6月14日生まれ、沖縄県出身。長嶺小1年で野球を始める。興南（沖縄）では、1学年上のエース島袋洋奨（元ソフトバンク）らと10年に甲子園春夏連覇。正遊撃手として優勝に貢献した。立大では東京6大学リーグ通算112安打を記録し、15年ドラフト3位でオリックス入団。谷佳知氏が背負っていた背番号10（現在はジョーンズ）を受け継ぐ。1年目から昨年まで4年連続開幕1軍。175センチ、82キロ。右投げ右打ち。
○…大城は前日13日に自宅で特製の誕生日ケーキでSHERYに前祝いをしてもらった。大城がバットを構える姿を「Happy Birthday KOJI」のメッセージが囲むデザインで、一緒に食べてこの日の大当たりにつなげた。
やはり新妻にやってもらってたのかぁぁぁぁ！
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