「チーム付」という名前の通り、レギュラーシーズン全143試合でチームに同行し、メディアやSNS（交流サイト）などを通じて、ファンの皆さまに選手の言葉や思いをお伝えする役割を担っています。プロ野球は3月末から10月までが試合のある「シーズン」ですが、ではその後のオフ期間、チーム付広報はどのような仕事をしているのでしょうか。今回のコラムでは、ベイスターズのチーム付広報でリーダーを務めている渡辺雅弘にオフ期間の広報活動について話を聞きました。
渡辺は仙台市出身の元プロ野球選手です。東北高校から2000年のドラフト9位で横浜ベイスターズ（当時）へ入団。04年に現役引退後、球団職員となりファーム（2軍）のスタッフや1軍での用具担当や監督付、打撃投手を経て、現在は選手たちとメディアの懸け橋となるチーム付広報をしています。「プロ野球といえば、シーズン中の様子がイメージとして湧きやすいと思いますが、オフ期間になってもチーム付広報の仕事は尽きることがないんです。オフ期間は選手の契約更改や新入団選手の記者会見、時には球団を離れることになった選手たちのコメント依頼などを担当します。さらにイベントやバラエティー番組への出演調整など、オフ期間ならではの仕事も多岐にわたります」
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