オウムが「ゴミ箱のフタを開ける」という行為を急速に学んでいるという報告

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オーストラリアのシドニー南部で野生のキバタン(Cacatua galerita)が「ゴミ箱の蓋を開ける」という行為をするようになったと報告されています。一見簡単なようにも思えるこの行為について、学術誌大手のScienceに新たに掲載された論文は、「オウムが文化的に進化しつつある例証だ」と説明しています。

ドイツ・マックスプランク研究所のバーバラ・クランプ氏らは、オーストラリアのシドニー近郊で「キバタンがゴミ箱のフタを開けている」報告が2014年にさかのぼれる点に着目し、キバタンの間で問題の行為がどのように広がったのかを調べました。

シドニー郊外に住む住民478人に対して継続的な聞き取り調査を行った結果、「ゴミ箱のフタを開けるキバタンを見たことがある」という報告は1396件中338件を占めました。2018年以前の聞き取り調査では「見たことがある」という報告はシドニー郊外の3カ所に限られており、この3カ所は互いにかなりの距離がありましたが、2019年には「見たことがある」という報告する地域が急速に増加して41カ所となりました。 これらの報告を分析したところ、ゴミ箱のフタを開けるキバタンを報告した地域に隣接する地域で次第に同様の報告が行われるようになったことや、フタを開けるキバタンの報告のうち90%超で「他の個体がフタを開ける様子を観察していた」という内容が含まれていたことから、「キバタンはゴミ箱のフタを開けるという行為を同種から学んでいる」と考えられるとのこと。このフタを開ける行為を学んだキバタンは群れの約10%ほどで、オスの成体が最もフタを開ける行為を理解している可能性が高いこともわかりました。

また、今回発表された論文では、「フタの開け方などの差異」も研究対象となっています。ゴミ箱のフタを開けることを学習したキバタンの中でも「フタの開け方」や「フタを開けた後の行為」については地域によって差があったそうです。以下の映像では、「フタを口だけで開ける」というスタイルのキバタンと、「脚と口で開ける」というスタイルのキバタンをそれぞれ捉えています。 フタを開けた後の行為については、シドニー北部では「ゴミ箱の開口部の右側に乗って歩き回る」というスタイルが主流である一方、シドニー中心部では「激しく踊るか飛び跳ねる」というスタイルが主流でした。これらのスタイルの差異については、各地域に「ゴミ箱のフタを開ける」という文化を持ち込んだキバタンのスタイルが踏襲されているものだとみられています。

 

コメントありがとうございます。コメントは審査後に公開されます。

inudansixyaku 鳥さん達も案外賢いのですぞw 例えばカラスさんは ①鏡に映った自分を自分だと認識できる ②ネジ開け式のペットボトルなどの容器を 独力で開封できるなどですな

そっちのオウムね 上佑のインタビュー動画見たばっかりだったから

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