大谷は中5日で11勝目を狙って登板。前日20日(同21日)には右足に自打球を当ててうずくまって痛がるシーンもあったが、この日は投打同時出場のリアル二刀流で出場した。タイガースは両打ちの打者を含めて3番・バエスを除いて9人中8人の左打者をスタメンに並べた。
1回表は1死一塁で1打席目を迎えると、タイガース先発左腕のED・ロドリゲスから四球。フルカウントから低めのシンカーをしっかりと見極めて出塁したが、先取点にはつながらなかった。1回裏は、先頭のグリーンに初球の直球を右翼席に運ばれるまさかの立ち上がり。先頭弾被弾は今季3本目で米通算6本目だったが、初球を運ばれたのは昨年8月25日(同26日)オリオールズ戦のマリンズ以来2度目だった。 1点ビハインドの2回も不安定な投球だった。2安打と四球で2死満塁のピンチを迎え、レイエスに対してフルカウントとなったが、最後は内角の直球で二ゴロに抑えてなんとか踏ん張った。雨が強くなった3回1死一、二塁の好機で迎えた2打席目は、フルカウントからシンカーを捉えられず空振り三振に倒れた。
3回も1死からH・カストロに右前安打を浴びたが後続を抑えて追加点は与えなかった。4回は簡単に2アウトを奪ったが2者連続四球で走者をためると、レイエスに右翼フェンス直撃の2点適時三塁打を許してリードを3点に広げられた。4回終了時点で球数は85球。5回1死一、二塁の3打席目に代打・スズキが送られて途中交代した。
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