医師による画像診断を支援するシステムを手掛けるスタートアップ、エルピクセル(東京・千代田)は28日、NTTデータが開発した人工知能(AI)技術を使う医療支援システムを開発して販売すると発表した。NTTデータはMRI(磁気共鳴画像装置)の画像をAIで分析する技術を持っている。同技術を取り入れて2024年度中に脳梗塞の兆候を見つけるAIシステムの実用化を目指す。
NTTデータは19年から、医療機器販売のメッドサポートシステムズ(東京・千代田)と共同でMRI画像を分析するAIを開発していた。エルピクセルはこのAIを医療機器などとつないでシステムを構築したり、製品化に必要な薬事承認の手続きを担当してNTTデータのAI技術が医療の現場で使えるようにしたりする役割を担う。医療機関への販売活動もエルピクセルが手掛ける。 エルピクセルは、大腸がんについて内視鏡の画像による診断を支援するAIをすでにシステムとして販売している。医療に使う機器やシステムは承認を得るための手続き などに高い専門性が必要で、同社にはIT(情報技術)など異業種が持つAI技術を組み込んで医療機関向けに実用化にこぎつけるためのノウハウがある。医療機関とのパイプも強みだ。
病院でMRIを撮影する患者は増えており、画像などをもとに診断する医師の負担も高まっている。AIを使った医療システムは医師の負担軽減にもつながり、医療機関からの関心や引き合いは強い。エルピクセルはAIなどの先端技術を医療で実際に使えるようにするビジネスに商機を見いだしており、今後も同種の案件を開拓していく考えだ。
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