エベレストの頂上が大量の登山者で「渋滞」して死亡者が続出する事態に

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エベレストの頂上が大量の登山者で「渋滞」して死亡者が続出する事態に(2019)

と呼ばれる特殊な訓練を行って血中の赤血球を増やすなどの対策を取ります。しかし、それでもデス・ゾーンの酸素量があまりにも低いために、人間はデス・ゾーンにとどまっているだけで徐々に死へと近づいてしまうそうです。

登山者もできるだけ早くデス・ゾーンを離れたいところですが、エベレストの山頂付近は天候が不安定で、登山シーズンであっても毎日アタックが可能というわけではありません。そこで、わずかな晴れ間を狙って多くの登山者がキャンプで待機し、晴れ間がのぞくと一気に大量の登山者が山頂へ向かって歩き始めます。これによって登山者の列ができ、「渋滞」が発生しているとのこと。 5月22日に登頂を成功させたインド人登山家のAnuja Vaidya氏は、登山者が渋滞しているせいで下山中に1時間ほど待たなければならなかったと述べています。「私は怖くて心配でした。非常に寒くて風も強かったのですが、みんなが長い列で並んでいたので待つしかありませんでした」と、Vaidya氏は当時の状況を語っています。Vaidya氏はケガをすることなくベースキャンプまで戻ることができましたが、ベースキャンプでは多くの人々が凍傷を負っているのを見たそうです。近年、エベレストでは登山者の増加によって山頂付近の渋滞が問題となっています。エベレストに7回も登頂し、13人の外国人登山者とともに22日もアタックしていたLam Babu Sherpa氏は、予備の酸素を運んでいない登山者にとって渋滞は致命的だと指摘。

「200人以上の登山者が列をなしている状況では、列を追い越すこともできません。私は2時間も下山まで待機しているチームを見ました」「多くの登山者は疲労して動きが遅くなっており、自分自身だけでなく周囲の人々もリスクにさらします」と、Sherpa氏は述べています。 ネパールでは4月下旬から5月末までの登山シーズン中に、登山費用1万1000ドルを支払った381人の登山者にエベレストの登頂許可証を発行。これに加えてシェルパが同行するため、24日までにネパール側から推定600人ほどが登頂へアタックしたそうです。また、少なくとも140人がチベット側からの登頂許可を得ているため、2018年の807人登頂という記録を塗り替える可能性もあると推定されています。

 

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