フランス・サンドニ(CNN) 家具が備え付けられた木造の小屋からなる選手村は質素で、閉幕後すぐに取り壊された。 1世紀を経て、オリンピックが再びパリで開催される今回、フランス当局はまったく異なる対応をしている。今回の大会を「史上最も責任ある持続可能な大会」にするための取り組みの一環として、長く存続するものを建設しているのだ。 パリオリンピック委員会の持続可能性担当ディレクター、ジョルジナ・グレノン氏は「この選手村は一つの地区として考案された。(大会)以降も生き続ける地区だ」「パリ2024は数カ月間ここを借りる」 今夏の選手村のアスリートたちは、自分たちのために特別に作られた共同住宅で生活するのではなく、誰かの自宅や職場となる場所で暮らすことになる。 9月8日のパラリンピック閉幕後、82棟の建物からなる選手村は、6000人が働くオフィススペースと、さらに6000人が暮らす住宅に改装される。 1924年のパリ夏季五輪。選手村のキャビンの前に集まる選手たち/Topical Press/Hulton Archive/Getty Images...
グレノン氏は、すべての屋上の3分の1にはソーラーパネルが備え付けられ、残りの3分の1には室内の温度を下げるための庭があると説明する。建物の間にはセーヌ川に通じる長い、まっすぐな通路が設けられ、川の近くの新鮮な空気をできるだけ奥まで運ぶ風の通り道になっている。フランス国立気象局によると、今夏の気温は例年より高くなると予想されており、暑さが選手の安全を脅かす可能性があるとの懸念が広がっている。 リサイクルされるのは建物だけではない。 選手村には約3000戸の住宅があり、東京オリンピックで使用されたものと同じリサイクル可能な素材で作られたベッドが合計1万4250台設置される。マットレスは再利用された素材で作られ、裏返すことで硬さを調整できる。椅子は段ボール製で、大会後、簡単にリサイクルできる。 実験的に貝殻で作られた選手村の道路/Joshua Berlinger/CNN 主催者は選手村全体でいくつかの実験を行っている。その目的は、新しいグリーンテクノロジーや建設方法が現実世界で実行可能かどうかを検証することだ。 グレノン氏は「巨大な実験室だ」と話す。...
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