で、人為的な気候変動による長期的な影響についてのモデルを発表しました。フランク氏らの研究チームは、地球上で観測された文明滅亡のケースであるイースター島文明の滅亡事例にもとづき、「地球外生命体が惑星の資源をエネルギーに変換していく文明を築いた場合、どのように文明が持続するのか」という数学的モデルを構築しました。
「イースター島の文明滅亡の事例は、持続可能な文明を構築することの重要性を説く教訓として取り上げられており、私たち人間にとって非常に有用です」とフランク氏らは論文で述べています。イースター島では森林伐採による環境破壊が過剰に進行し、飢餓が発生したことで文明の終わりが訪れたとのこと。残念なことに、フランク氏が構築した文明滅亡モデルが算出した結果はイースター島の事例と同様、惑星資源をエネルギーに変換する文明がかなりの割合で滅亡することを示しました。フランク氏はイースター島の人口減少と資源の枯渇をモデル化した方程式を利用して、限られた天然資源によって規定された文明が向かう、4つのパターンを発見しました。今回の研究では、惑星の人口を「文明興亡の指標」として、そして惑星の気温を「気候変動の指標」として利用しているとのこと。
2つめのパターンは「持続可能」というパターンであり、人口と気温の両方が上昇していくものの、ある一定の人口と気温で釣り合いがとれてそれ以上に上昇しません。このパターンでは、文明が「資源の管理が文明存続に影響する」ということを認識したために、惑星からエネルギーを採掘するのではなく、持続可能性の高い資源からエネルギーを採掘する方針をとっています。4つのパターンのうち、この「持続可能」というパターンだけが、エネルギー採掘型の文明が滅亡しない道だそうです。
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