[ダラムサラ(インド) 18日 ロイター] - 自分の死後に継承者となる生まれ変わりは、60年来の亡命先であるインドで見つかる可能性があり、中国政府が指名する継承者は尊敬されないだろう──。インド亡命から60年を迎えたチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世は18日、ロイターの取材にこう語った。
3月18日、自分の死後に継承者となる生まれ変わりは、60年来の亡命先であるインドで見つかる可能性があり、中国政府が指名する継承者は尊敬されないだろう──。写真は2017年9月、北アイルランドのロンドンデリーで記者会見するダライ・ラマ14世(2019年 ロイター/Clodagh Kilcoyne)ダライ・ラマは、中国支配への蜂起が失敗した1959年にインドに逃れ、以来、チベットの言語的、文化的自治を守ろうと世界で支持を呼び掛けてきた。「中国は、ダライ・ラマの生まれ変わりを非常に重要視している。私よりも、次のダライ・ラマの方に関心がある」と、伝統的な赤と黄の法衣をまとったダライ・ラマは語った。中国の指導者には、中国皇帝から継承した権限の一部として、ダライ・ラマの継承者を承認する権利があるというのが中国の立場だ。
だが、ダライ・ラマの死去とともにその魂が後継者となる子供の身体に宿り、生まれ変わりが起きると信じられているチベットでは、住人の多くが、中国のいかなる「口出し」も、チベットへの影響を強めようとする策略だと疑っている。
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ソース: YahooNewsTopics - 🏆 79. / 51 続きを読む »