イル・ド・フランスの高校での暴力事件から見える教育格差とフランスでの学校選びの重要性

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イル・ド・フランスの高校での暴力事件から見える教育格差とフランスでの学校選びの重要性 高校の教室で起こった暴力事件がSNSで拡散され、校内暴力についての問題がフランスで盛んに取り上げられている WorldVoiceJapan

現在、この暴力事件を起こした当事者である生徒を含め、動画を撮影してSNSで拡散した生徒は、警察に勾留されています。教師は、肉体的なダメージとともに、精神的なショックを受け、現在、病欠期間をとり、来週から学校に戻る予定になっていますが、事件を起こした少年は、予防措置のために学校施設内立ち入り禁止になり、今後の措置は、懲戒評議会に委ねられています。この生徒には、さっそく執行猶予付き7ヶ月の有罪判決が下っています。

私が最初に子供の学校について危機感を覚えたのは、当時、私の勤務先(パリ1区)の近くにあった中学校の生徒の素行がかなり酷い様子を目にしてからで、その時点ではまだ娘は近所の公立の幼稚園に通っていましたが、将来、娘の進んでいく学校がこんな様子では大変だ!と思い始めてからでした。パリの中心地の家賃だけでも、相当な値段のするであろう地域の学校(つまり貧窮層ではないということ)でこれということは、娘の学校は真剣に選ばなければならないと思ったのです。 それから調べてみると、私たちの住む地域には私立の学校は1校のみで、小学校終了までは送り迎えが必須なフランスにおいては、そうそう遠い学校というのは選択肢にはなく、その学校に申し込みをしたのですが、時すでに遅しで、定員オーバー。私立とはいえ、日本のようなお受験のないフランスでは、早々に入学申し込みをしていなければならなかったのです。とりあえず、娘の名前はウェイティングリストに載せてもらうことになり、空きが出るまでは、とりあえず、地域の公立の学校に通うことにしていました。

娘が通っていた私立校では、授業の進み方も早く、ついていけない子供、態度の悪い生徒は容赦なく落第、もしくはやんわりと転校を促され、娘が小学校から高校まで通う間にいつの間にか姿を消している生徒もいました。私立だからこそ、成り立つことではあり、人を選び、排除していく方法は人道的ではない気もしますが、それは同時にその学校の大多数の生徒を守ることにも繋がっているのです。中学校から高校にかけては、特に難しい時期のようです。この頃になると学校の規模も少し大きくなり、越境入学してくる生徒もいましたので、あまり、いなくなった生徒は目立ちませんでしたが、気がつけばいなくなっていた生徒もちらほらとおりました。

 

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