ラトクリフさんは2016年、当時1歳の娘と共にイランに住む両親のもとを訪れていましたが、帰る際にテヘランの空港で拘束され、「イランの政権転覆を計画した」として有罪判決を受けて収監されました。娘はラトクリフさんの両親の家に引き取られました。イギリス政府は、イランがラトクリフさんら二重国籍者を拘束して外交の駆け引きに利用していると見て交渉を続けてきましたが、カギとなったのがイギリスのイランに対する長年の負債でした。
イギリスは1970年代に1500台以上の戦車をイランに売る契約をし、イランは代金を支払いましたが、1979年にイラン革命が起き、反欧米路線の政権が誕生したため、イギリスは戦車の引き渡しを途中で止めていました。今回イギリス政府は、払い戻す代金が「人道的な目的に使用されるとの確約を得た」などとして支払いが可能になったと説明。4億ポンドの支払いとラトクリフさんらの解放の関係については「別々の問題であって身代金の支払いではない」と主張しています。
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イラン拘束の英女性帰国 6年ぶり 解放のカギは40年前の「戦車販売契約」|TBS NEWSイランで拘束されていたイギリス人女性が6年ぶりに解放され、イギリスに帰国しました。同時にイギリスは40年以上前にさかのぼる4億ポンドの負債をイランに支払うことを決めました。現地時間17日未明、イギリスとイランの二重国籍を持つナザニン・ザハリ・ラトクリフさんは同じくイランで拘束されていたもう1人の二重国籍の男性とともにイギリスの空軍基地に到着しました。 ラトクリフさんは2016年、当時1歳の娘と共にイランに住む両親のもとを訪れていましたが、帰る際にテヘランの空港で拘束され、「イランの政権転覆を計画した」として有罪判決を受けて収監されました。娘はラトクリフさんの両親の家に引き取られました。 ラトクリフさんの夫・リチャードさんは「事実無根」だとして解放を訴え続け、娘のガブリエラさんも2019年に就学のためにイギリスに戻った後はしばしば活動に加わりました。 イギリス政府は、イランがラトクリフさんら二重国籍者を拘束して外交の駆け引きに利用していると見て交渉を続けてきましたが、カギとなったのがイギリスのイランに対する長年の負債でした。 イギリスは1970年代に1500台以上の戦車をイランに売る契約をし、イランは代金を支払いましたが、1979年にイラン革命が起き、反欧米路線の政権が誕生したため、イギリスは戦車の引き渡しを途中で止めていました。 イランはおよそ4億ポンドの払い戻しを要求し、イギリスも支払い義務があることを認めていましたが、イランには核疑惑などでの経済制裁が科されていたことなどから支払いが困難となっていました。 今回イギリス政府は、払い戻す代金が「人道的な目的に使用されるとの確約を得た」などとして支払いが可能になったと説明。4億ポンドの支払いとラトクリフさんらの解放の関係については「別々の問題であって身代金の支払いではない」と主張しています。 ラトクリフさんは帰国後、夫や娘と再会、6年ぶりに3人で夜を過ごしました。
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ゼレンスキー大統領 米議会に「我々の空を守る決断を」|TBS NEWS日本時間の16日午後10時過ぎ、ウクライナのゼレンスキー大統領はアメリカの議会に向けオンラインでの演説を行いました。ウクライナ ゼレンスキー大統領「『私には夢がある』は皆が知っている言葉です。今、私には求めるものがあります。私たちの空を守ることです。アメリカの決断・助けが必要です。これはあなたたちにとっての『I have a dream』と同じ意味合いを持っています」 ゼレンスキー大統領はこう訴え、ウクライナ上空での飛行禁止区域を設定することが難しいのであれば、防衛システムや航空機などを支援して欲しいと改めて求めました。また、ロシア軍が止まるまで、毎週、新たな制裁をかけ続けてほしいと強く呼びかけたほか、新たな安全保障の枠組みの創設の必要性も強調しました。 日本はイラク侵略劣化ウラン弾大虐殺戦犯国です!日米英豪らはイラク侵略劣化ウラン弾大虐殺戦犯国群だ!大処罰し、イラク人民に謝罪賠償させよう! お前はもう黙れ。うざい。国民じゃなく自分だろ、守りたいの 忙しいから自分で解決してね!
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重要拠点オデッサ独自取材、ロシア軍に備える市民|TBS NEWSウクライナ南部の重要拠点、オデッサから最新情報を須賀川記者に伝えてもらいます。私はいま黒海沿岸の要衝、オデッサの中心部にいます。 このあたり本来は、ブランドショップなども立ち並び、レストランやバーが夜も観光客でにぎわう場所ですが、街は静まりかえってしまっています。そしてバリケードの上に土嚢が積まれているんです。この土嚢も市民が自らの手でオデッサのビーチの砂を詰めて作ったものがほとんどなんです。 私たちは今入ることができないんですが、土嚢のさらに向こう側はこの町を象徴するコンサートホールだったり、役所関連の建物があるんです。そのため軍用車両の侵入を防ぐため、鋼鉄でできたバリケードが所せましと並べられているんです。このバリケード、一つ一つがおよそ100キログラムくらいだといいます。土嚢と同じようにほとんどが一般市民の手で突貫で作られたということです。町全体がロシア軍の侵攻に備えているのがわかります。 一方で、第三の都市のオデッサは人口は100万人ということで、かなりの方が残っているんです。道路の反対側をみると公園があり、先ほどまでたくさんの子どもたちが遊具で遊んでいました。そして、きょうも市内を運転していたら道端で花を売る高齢の女性の姿もありました。 町全体が戦争に向けて異様な雰囲気に包まれている一方、一般市民は少しでも平静を保とうとしているのがわかります。
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