【テヘラン=佐藤貴生】イラン大統領選は18日に投票が行われた。反米の保守強硬派、ライシ司法府代表(60)の勝利が有力視されており、国際協調を志向した穏健派のロウハニ大統領に代わり、2期8年ぶりに保守強硬派が政権を奪還する公算が大きい。19日中には大勢判明の見通しで、イランと欧米の関係は大きな転機を迎える。ロイター通信によると、投票率は18日午後7時半(日本時間19日午前零時)の時点で37%。穏健派や改革派の候補が事前審査で失格となったため有権者の関心は低く、過去最低の投票率だった1993年の50・6%を下回る見込み。イスラム教シーア派の法学者による統治体制に不満が高まっていることを示した。有権者は5900万人超。
ライシ師はシーア派の聖地があるイラン北東部マシャド生まれの聖職者。2017年の前回大統領選でロウハニ師に敗れた。検事総長など司法界での経歴が長く、19年に司法府トップに就いてからは汚職の摘発を進め、保守派の国民の支持を集めた。 ロウハニ師はイランが15年に欧米など6カ国と締結した「核合意」を主導した。しかし、18年にトランプ前米政権が合意を離脱、制裁を再開したことなどで国内経済が悪化。国民のほか反米保守陣営から批判を浴びていた。
>イランと欧米の関係は大きな転機 ここで注意すべきは、中国、ロシア、北朝鮮の動き。特に北とは核開発で協力関係にあり、一層開発が進みイランも核保有国になればイスラエルが実力で阻止する可能性が高まり、アジアと中東で緊張感が一気に高まる。
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ソース: nhk_news - 🏆 22. / 63 続きを読む »