イチゴ戦国時代 新品種続々“300種類超”…王国・栃木も7年かけ選抜「1日200個試食」

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全国でイチゴの新たな品種が続々と開発され、“イチゴ戦国時代”に突入しています。あの「とちおとめ」にも世代交代が迫っているというのです。 ■国内品種“300種類超” 独自品種の開発“激化” 大粒で細長い、神奈川県でおよそ35年ぶりの新品種「かなこまち」。宝石のように輝くスカーレット色が特徴、滋賀県の初オリジナル品種「みおしずく」。きれいな円錐形で濃い赤色が高級感を演出、愛知県で16年ぶりの新品種「愛きらり」。 福岡県の「あまおう」のようなブランド化を狙う“イチゴ戦国時代”が勃発しています。 客:「結構、甘いほうがいいかなと思って。色んな種類があるので、迷ってしまったんですけど」 客:「売ってない名前のものを選びました」「食べたことがないので、ちょっと食べてみようかなと」 東京・新宿で行われたイチゴのフェア。客足が絶えない会場では、全国から集められた、およそ30種類ものイチゴが販売されていました。 JA東京アグリパーク 小松弘明所長:「日本のイチゴは、毎年新しい品種が作られている。新しい品種をみんなに知ってもらいたくて、このイベントを開催している」 国内の品種は、300種類以上に上るイチゴ。実は今、各都道府県による独自品種の開発が激化していて、新たな品種が続々と登場しています。 ■新品種「とちあいか」 病気に強い&収穫量1.3倍 その流れは、収穫量54年連続日本一のイチゴ王国・栃木県でもありました。 小松所長:「『とちおとめ』が主流だが、『とちおとめ』から『とちあいか』に品種を変更していくということで、これから徐々に『とちあいか』が増えていくと思う」 栃木県は今後5年かけて、現在の主力である「とちおとめ」の栽培面積を1割まで下げ、新品種「とちあいか」を8割まで増やす、世代交代を目指しています。 そんな王国イチ押しの「とちあいか」とは、どんなイチゴなのでしょうか?観光農園を訪ねました。 いちごの里 米山侑輝さん:「『とちあいか』は酸味少なめ、甘さ強めの品種になってまして、実もしっかりしてますので、食べ応えもあるイチゴになります」 来園客の「とちあいか」の評価は高いようです。 千葉からの客:「めちゃくちゃおいしいです」 埼玉からの客:「甘いです、すごく。酸っぱいのがない」「はずれがない」 この観光農園でも、現在3割程度の「とちあいか」を今後5割程度まで増やす予定です。その背景には、「強い甘さ」以外の理由が…。 米山さん:「『とちあいか』は病気に強いイチゴになっていて、生産者としては非常に栽培しやすい。『とちおとめ』と比べて、同じ面積で栽培しますと、収穫量が『とちおとめ』の1.3倍」 ■一日200個試食 研究員「“7年”かけて選抜」 病気に強く、収穫量も多いという「とちあいか」。この品種を開発したのが「いちご研究所」です。 「いちご研究所」は、品種開発から消費動向の分析までイチゴに特化した全国初の研究開発拠点。どうやって新品種を作っているのでしょうか? いちご研究所開発研究室 安野彩香主任:「交配を行って、種を取って、一つひとつまいていく。1株ずつ自分で食べてを繰り返して選抜をしていきます。それをどんどん繰り返していって、『とちあいか』では7年かけて選抜を行いました」 様々な品種を交配させた1万株の中から見た目や味、収穫量などを評価して、毎年、数を絞りながら選抜。すべてクリアした1株だけが新品種となります。 新品種の開発は6人の研究員で行っていますが…。 安野主任:「一日多い時は、普通に(いちごを)100とか200とかは食べたりしますね。おいしいものに当たった時は、すごくいいんですけども、ちょっとおいしくないものに当たると、なかなかつらいことがあるかなといった感じです」 ■埼玉も新品種「べにたま」開発 試験栽培・販売中 イチゴ王国・栃木県に追い付け、追い越せとばかりに新品種の開発に力を入れているのが埼玉県。栽培農家を訪ねてみました。 いちご栽培農家 高橋春輝さん:「黒いビニールがかぶっているところが、『あまりん』という埼玉県の品種になります」 「あまりん」は2019年に登録された、埼玉県では23年ぶりとなる新品種。名付け親は、埼玉出身の落語家・林家たい平さんです。 高橋さん:「すごく糖度が高いので、甘みが強くて酸味がない。本当に若い人にはすごく喜ばれるような、そういう品種になってます」 「あまりん」だけではありません。埼玉県では、2021年に新たに「べにたま」を開発。現在、県内の2カ所限定で試験栽培を行っています。 高橋さん:「糖度もしっかりあるけれども、酸味もその中にあるので、何個食べても食べ飽きない。万人受けするような、そういう品種かなと思います」 「べにたま」が試験販売されている店舗を訪ねました。 ヨークマートモラージュ菖蒲店 栗

■国内品種“300種類超” 独自品種の開発“激化”

大粒で細長い、神奈川県でおよそ35年ぶりの新品種「かなこまち」。宝石のように輝くスカーレット色が特徴、滋賀県の初オリジナル品種「みおしずく」。きれいな円錐形で濃い赤色が高級感を演出、愛知県で16年ぶりの新品種「愛きらり」。客:「売ってない名前のものを選びました」「食べたことがないので、ちょっと食べてみようかなと」JA東京アグリパーク 小松弘明所長:「日本のイチゴは、毎年新しい品種が作られている。新しい品種をみんなに知ってもらいたくて、このイベントを開催している」小松所長:「『とちおとめ』が主流だが、『とちおとめ』から『とちあいか』に品種を変更していくということで、これから徐々に『とちあいか』が増えていくと思う」そんな王国イチ押しの「とちあいか」とは、どんなイチゴなのでしょうか?観光農園を訪ねました。埼玉からの客:「甘いです、すごく。酸っぱいのがない」「はずれがない」米山さん:「『とちあいか』は病気に強いイチゴになっていて、生産者としては非常に栽培しやすい。『とちおとめ』と比べて、同じ面積で栽培しますと、収穫量が『とちおとめ』の1.

いちご研究所開発研究室 安野彩香主任:「交配を行って、種を取って、一つひとつまいていく。1株ずつ自分で食べてを繰り返して選抜をしていきます。それをどんどん繰り返していって、『とちあいか』では7年かけて選抜を行いました」安野主任:「一日多い時は、普通に(いちごを)100とか200とかは食べたりしますね。おいしいものに当たった時は、すごくいいんですけども、ちょっとおいしくないものに当たると、なかなかつらいことがあるかなといった感じです」いちご栽培農家...

 

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