アングル:FRB議長「ディスインフレ」で軟着陸期待、くすぶる悲観論

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米連邦準備理事会(FRB)が利上げをペースダウンさせた。パウエル議長の会見での発言は予想以上にハト派と一部で受け止められ、米経済ソフトランディング(軟着陸)期待を押し上げた。ただ歴史的なインフレを経済を弱らせずに抑制できるのか、懐疑的な見方がくすぶっている。

米FRBが利上げをペースダウンさせた。パウエル議長の会見での発言は予想以上にハト派と一部で受け止められ、米経済ソフトランディング(軟着陸)期待を押し上げた。ただ歴史的なインフレを経済を弱らせずに抑制できるのか、懐疑的な見方がくすぶっている。写真は2019年3月、ワシントンのFRB(2023年 ロイター/Leah Millis)

1月31日から2月1日の米連邦公開市場委員会(FOMC)は、利上げ幅を0.25%ポイントに縮小した。先月発表された昨年12月の消費者物価指数(CPI)は2年半ぶりに前月比で低下。前年比の上昇率も減速していた。インベスコ・インベストメント・ソリューションズのシニアポートフォリオマネジャー、アレッシオ・デロンギス氏は「0.25%利上げを数回というのは基本的に微調整。これを現在の市場は好感している」と述べ、引き締めサイクルの終わりが見えてきたと指摘した。ここ数週間堅調な株式、新興市場、高利回り債券などが一段高になるとみている。 ナティクシス・インベストメント・マネージャーズ・ソリューションズのポートフォリオストラテジスト、ギャレット・メルソン氏は、インフレ抑制を難しくする懸念もあるリスク資産の幅広い上昇に水を差すタカ派「口撃」がなく、市場はこれを歓迎したと指摘。パウエル議長が「ディスインフレ(インフレ低下)」に繰り返し言及したことも投資家にとって心強い材料となった。資産運用大手ブラックロックのiShares投資戦略チームのシニアストラテジスト、クリスティ・アクリアン氏は「インフレ率を最終目標まで下げるには、短期間で軽微だしても景気後退は免れない」とみる。昨年3月に2019年以来初めて逆転した米国債のイールドカーブは今も大幅な逆転状態で景気後退入りのシグナルを発している。バンエックの債券ETFポートフォリオ管理責任者、フラン・ロディロッソ氏は「(利下げは)インフレ低下への対応か、それとも景気減速への対応になるか、私は後者だと思う」と述べた。

 

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