[東京 30日 ロイター] - 29日午前10時半過ぎ、閑散としていた外為市場に緊迫ムードが広がった。日本が祝日で取引量が減少する中、特段の手掛かりがなかったにもかかわらず、158円前半を推移していたドル/円が、突然上昇を始めた。
日本勢不在の中、ドル/円の上昇ピッチは急速で、上昇を開始してわずか5分で2円弱急伸し、160.24円と1990年4月以来34年ぶり高値を更新した。「薄商い下で大きな値動きが狙えるとみた短期筋が買いに動いたようだ」(FX会社)といい、上値に控える損失確定の買い戻しを相次ぎ巻き込んで、上昇が加速したという。 午後1時過ぎ、仕掛け的な買いが一巡して159円前半へ反落したドル/円に衝撃が走る。市場筋によると、159円半ばへ小幅に上昇した直後、買いを迎え撃つような形で突然大きな売り注文が出て、1分間で158円前半まで急落。その後もまとまった売りが断続的に入り、1時間後には155円前半まで4.6円下落した。 為替介入のうわさが飛び交うとともに、日本の個人や海外ファンドなど値動きの軽さに飛びついた短期筋の売買が活発になると、夕方にかけてドルは再びじり高となって157円台へ切り返した。すると午後4時過ぎ、もう一度ドルが突然、1分間で1円近い下げとなり、30分後には154円半ばまで2.6円下落した。
その後も値幅取りを狙った短期筋の売買は止まず、ドルは短時間に上下する動きを繰り返し、海外市場の終盤になりようやく値動きが落ち着いた。現在は26日日銀会合前の155円半ばからドル高/円安の156円後半で取引されている。きょうも岸田文雄首相、神田真人財務官ら政府要人は介入に関するコメントを避け、実際に介入が行われたかは依然定かではない。だが市場には、前日の値動きは「買いを食い止めるように売りを何度もかぶせていた。円買い介入以外には考えづらい」(外銀幹部)との指摘が多数ある。そのひとつが前回との比較。前日のドル/円の下落率は3.6%と、前回介入時の2022年10月の3.8%とほぼ同じだった。当時は2日間で6.3兆円が投じられており、今回も「5兆円ほどはあったのではないか」(市場筋)との観測が出ている。
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