【カブール】アフガニスタンの反政府勢力タリバンは15日、首都カブールを掌握し、同国のアシュラフ・ガニ大統領は国外に脱出した。事態が急展開したことで、西側諸国の外交官や民間人のほか、タリバンの標的になる可能性が高いアフガン人の安全を確保するため、ヘリコプターによる大規模な救出作戦が行われた。
ここ1週間に国土の大半を相次ぎ制圧したタリバンは15日朝、カブール郊外に進軍。士気の下がったアフガン治安部隊は全く抵抗しなかった。タリバンは当初、暫定政権の誕生に向けた作業が進む間は首都には入らない考えを示していた。だが、アフガン警察当局が持ち場を放棄したことを受けて、公共の秩序を維持する必要があるとして、夕暮れまでには方針を一転させた。 タリバンは声明で「混乱や略奪を回避するため、イスラム首長国は放棄された地域を支配下に収めるよう、ムジャヒディン(イスラム聖戦士)に指示した」と説明。その上で、タリバン戦闘員は市民や元政府の軍幹部を標的にはしないとした。...
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