です。ただ、みな経験的に知っているだけで、直接の因果関係はあまりよくわかっていません。食べさせて比べるのも限界ありますからね(お金もかかるし)。それが栄養学の世界ではずっと頭の痛い課題だったのだと、今回の臨床試験の論文主著者のKevin Hallさん(アメリカ国立糖尿病消化器病腎臓病研究所上級研究員)は米Gizmodoの電話取材に話しています。
古の教えにもあるように、相関関係イコール因果関係ではないですからね。たとえば、超加工食品を食べる人に共通する不健康な生活習慣があるとか、低所得層だとかで、そっちが原因かもしれないわけで。超加工食品はたまたまその場にいただけで、なんの罪もないということだって十分あり得るんです。そこで研究班は健康体のボランティア20人を集めて1カ月、国立衛生研究所(NIH)メタボ臨床研究棟に収容して食事を与え、体の変化を観測してみることにしました。この種の臨床試験はおそらく史上初。寝泊まりは無料です。その代わり前半2週間が超加工食品なら後半は非加工食品、後半2週間が非加工食品なら後半は超加工食品、というのが条件ですね。どっちが先かは、ランダムに決めました。実験結果のお話に移る前に「超加工食品」の定義ですけど、これも諸説あって切りがないので、研究班は食品産業の加工技術と食材の基準を定めた国連のガイドラインに従うことにしました。たとえば朝食はこんなメニューです。
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