受賞作品は大津市に住む宮島未奈さん(40)のデビュー作で、今年1月に発刊された続編の『成瀬は信じた道をいく』も好評。大津市は今月1日、小説に登場するスポットを巡る「聖地巡礼」の起点となるJR膳所(ぜぜ)駅の通路に「ようこそ!成瀬の住むまち、びわ湖大津へ!」の壁面看板(横約7メートル、縦約2メートル)を掲出したばかりだ。
10日の大賞発表前、壁面看板の前には埼玉西武ライオンズのユニホームを着た女性ら3人組が吉報を待っていた。3人は、膳所駅を中心とする平野学区でまちづくり活動を推進する子育て中のお母さんたち。ユニホームは受賞作で成瀬あかりが、閉店前の西武大津店に通った際の姿で、学区が昨年10月に開催した「ひらのまつり」のハロウィン用に仕立てたものだという。 吉報が入ると、3人は「ついに成瀬が天下を取った」と大喜び。壁面看板には受賞を祝う花のアーチが飾られた。まちづくり協議会の久保美幸さん(39)は「自分のまちに興味をもつきっかけになる小説で、受賞によってまちがもっと明るくなっていく」とうれしそうだ。 宮島さんの書籍やサイン色紙がショーケースに並ぶナカマチ商店街の書店「澤五車堂」(大津市中央)の沢正貢さん(40)は「『なにか面白い本はないですか』と聞かれるたびに本屋大賞の本を紹介してきたが、まさかこんなに身近な作家さんが受賞するなんて」と驚いていた。書棚には宮島さんのコーナーがあり、売れ行きは「ハリーポッター以来」だという。「滋賀のみなさん、見てますか。成瀬が本屋大賞を取りました」と笑顔で第一声。時折涙ぐみながら、「こんなことになるとは想像していなかった。これからの1年間もきっと想像できないことが起こると思います。でも、成瀬と一緒なら大丈夫です」と喜びをあらわにした。
宮島さんの受賞を受け、三日月大造知事は「滋賀愛にあふれる『成瀬』が全力で突き進む姿に多くの共感を得て、『いちばん売りたい本』に選ばれたのだと思います。受賞を機に滋賀の魅力がさらに広まり、地域の魅力向上や観光の振興につながっていくものと期待しております」とのコメントを出した。(川西健士郎)
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