今回は、AIを活用した出展がかなり多いが、いくつかのブースが出展していたのがChatGPTなどのLLMと3Dモデル、音声合成、音声認識を組み合わせた「声でコミュニケーションできる、姿かたちのあるAIキャラクター」だ。もともと、3Dキャラクターをホログラムのように表示して音声コミュニケーションを楽しめるユニークなデバイス「Gatebox」で注目を浴びた同社。今回展示されている「AIバイト」は、今年6月からサービスを開始しているBtoB向けの新たなサービスだ。AIバイトは、人感センサーによる呼び込み、音声認識と「ChatGPT(GPT-4)」による会話生成を組み合わせた会話機能、ディスプレイへの写真・情報表示機能などを組み合わせたサービスとなる。Gateboxのように人感センサーを搭載するデバイスであれば、通りがかった人への声かけを実行してくれる。こちらから声をかける場合、筐体下部のボタンを押すことで音声認識モードに遷移し、質問などが可能となる
投影装置としては既存のGatebox量産モデルのほか、より大型の「Gatebox Grande」「Gatestand」、さらには他社製のディスプレイを備えたサイネージや筐体など、様々なデバイスを利用可能。レストランやカフェの卓上に設置して製品・メニューを紹介する、展示会や美術館・博物館などにおけるパネル説明、店頭での接客といった用途が想定されているという。 展示ブースにはGatebox量産モデルに投影された計4体のAIバイトを用意。中には実際にサントリーホールディングスの社内パーティーで使用された個体もおり、ウィスキーの紹介やサントリーの歴史など、特定目的にカスタマイズされた質問を試すことも可能となっていた。
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