地名の由来は800年以上前の平安時代後期までさかのぼる。奥州藤原時代の陸奥国(むつのくに)で、馬に由来する糠部郡(ぬかのぶぐん)がおかれた際、集落が9地区に分けられ、平成の大合併も乗り越えて残ったのだ。青森県南部町を加えた一から九までの市町村長らが1月22日、岩手県二戸市で顔をそろえた。1993年に発足した「戸」のサミット会議だ。「戸」でつながる輪。雪が少なかった今年は3月でもランニングで一筆書きできる。自分の足でめぐりたくなった。二戸市までは通り慣れた道。一戸駅前の商店に干されていたタラやカレイがおいしそう。おやつを調達したかったが、焼き芋の「かあちゃん」やコッペパンの「丹市パン」は開店前。菓子工房「栄宝堂」でどら焼きを買った。猫の石像に迎えられた青森県三戸町は、あちこち猫だらけ。標高差約100メートルの高台にある三戸城跡。三戸南部家の拠点で、福岡城(二戸市)や盛岡城に移った後も大切に守られてきた地域のシンボルだ。「四戸町」はないので、南部町に寄ると、表札や看板に「四戸」が結構ある。四戸は盛岡藩が江戸時代初期に行政区分を変更した際に消滅したと言われる。場所は諸説あるが名残はあった。
日が暮れると、横殴りの雪になった。歩道が走りやすい国道4号を外れ、五戸町で砂利道の農道に入った。急激に冷え込み、足元の雪が凍り始めてきた。ジャリジャリ踏みしめるのが心地よい。三日月が輝き、低い位置まで星が光っている。先人たちはこんな光景を見ながら馬を引いていたのかも知れない。 寒くならないように走り続け、14日午前0時過ぎ、七戸町役場に到着。「戸」の最北端は遠かった。冷気で顔と手が痛いが、体は暑いくらい。ただ、路面が凍結し、橋の斜面で両足を広げた状態で3メートルぐらい滑り落ちた。おいらせ町ではたくさんの白鳥を眺めながら下田公園でひと休み。八戸市に入ると、岩手がぐっと近づいた気がした。九戸村は山に囲まれた谷底平野。雪の中、山道を登る。今は舗装道だが林の中を進むのは相当な困難だ。一戸や二戸からの山越えより、八戸の方が地形的に楽。だからこの順番になったのか。
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