すると今回、Car Watch編集部北村さんから嬉しいお誘いをいただいた……のですが。なんと、アルピーヌ主催のメディア対抗電動カート大会だというではないですか。それを聞いてちょっと私、腰が引けました。というのも、過去にいくつかのメーカーが、もてぎなどでそうしたメディア対抗カート大会を行なってきて、みんな口では「これはお遊びだからね」なんて言ってるくせに、いざ走り始めたら本気も本気。ヒートアップして怪我人がでてしまったこともあるほどで、今回も火花バチバチの死闘となることは明白!? 私はカートは遅い方ではないですが、最近筋力も動体視力も体力も落ちてきているので、ちょっと自信をなくしてまして。なので、「賑やかしのエンジョイチームとしてでよければ……」とハードルを下げてもらいました(笑)。
ほかの参加チームを見てみると、やっぱり予想通りの強豪揃い。まず夫・橋本洋平とTipo編集長・佐藤考洋さんコンビでしょ。レスポンス編集部は、インターンで来ている自動車部の大学生という若手で勝負をかけてくるし、カー・アンド・ドライバー編集部もカートの速さで知る人ぞ知る鈴木健一さんと山本義隆さんがタッグを組んできてるでしょ。でも、アルピーヌ側もそれをわかっていて、面白いレギュレーションを作ってくれました。チーム戦では、2人のタイムのミリ秒単位(少数以下)の数字を足して、1.00以下で最も1.00に近かったチームの勝利になるのというのです。これなら、望みがあるかも? 身長150cm以上の大人が乗ることができるEVカートは、日本最高峰のカートレース「全日本カート選手権」でEV部門の車両開発を担当するTOM’Sが、専用に開発したEVレーシングカートです。初めての人でも乗りやすく、胸のすくような加速感が味わえるのが魅力