選曲したのは、バンドのフロントマンをつとめ、ほとんどの曲の作詞・作曲を手がけた宮本浩次さん。膨大な量の曲の中から、ごく一部を選び出す作業となると、ファンならもちろん、テレビなどで氏のキャラクターを少しでも知っている人なら、自部屋で選曲に悩む宮本さんの姿を想像できる。しかし、「より多くの人が聴いてくれる作品にしたい」という、真摯な心意気から、これまでにない選曲の手段が取られたという。「最初は1人で考えていましたね。その最中に会ったスタッフから『結成30周年、30曲、3000円』という、わかりやすいキーワードをもらって。自分の中ではまったく脈絡を感じない、意味のないことを言ってくれたんだけど、逆に気持ちが楽になって。『なるほど、それでいいのか!』と思ったんです。その後、スタッフのみんなはどう考えているのか知りたくなって、朝10時から始まるレコード会社の会議にも、2回参加しましたね。そうやって曲を選んでいるうちに、あっという間に2カ月経ってしまいました」このベストアルバムは「今宵の月のように」や「悲しみの果て」などおなじみの大ヒット曲を収録した『Mellow &...
当時のライヴ会場では、踊ったり、拍手をすると、ステージから宮本さんに怒られた)を相手に演奏していた曲。しかし、29年の時間をかけ、お客さんも、自分たちも変化したんだと思いますが、今では誰もが拳を振り上げて歌う、ライヴの最後を飾るにふさわしい曲に成長したんです。つまり29年前の『待つ男』と、今の『待つ男』は違うんですよね。当時のオリジナルテイクは、演奏や音響面が、たとえば『今宵の月のように』など、ほかの楽曲と違う。新しいライヴテイクを収録することも考えましたが、〝エレファントカシマシの基礎〟の元、思い切って収録しないことにしました」音楽的な試行錯誤を繰り返しながらの30年。しかし、エレファントカシマシは、前身バンドが中学時代に結成され、高校時代に現在のメンバーになって以来、一度もメンバーチェンジを行っていないバンドだ。あらためて、宮本さんは男同士(バンド)の絆に気が付いたという。「デラックス盤にバンドの年表が入っていて、メンバーの赤ん坊の頃や、デビュー前の秘蔵写真を載せています。中学時代の写真を整理していて、初めて気づいたのがドラムのトミ(冨永義之)の眼差しでした。10メートルも20メー
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