ポールポジションからレースをリードしていたフェラーリのシャルル・ルクレールがまさかのリタイア。強敵がいなくなったコースでトップを守り切ったのが、レッドブルRBPTのマックス・フェルスタッペンだった。今季7勝目、通算27勝目を記録し、チャンピオンシップでのリードも大きく拡大した。
2位はメルセデスのルイス・ハミルトン。キャリア出走300戦目の節目のレースは予選4位からのスタートで3位、そしてルクレールの脱落で2位の座が転がり込んでくると、4戦連続の表彰台を今季最高位で終えることができた。レッドブルのペレスは最後に表彰台から引きずり下ろされて4位、フェラーリのカルロス・サインツJr.は、パワーユニット交換で19番グリッドからスタートするも猛追し5位でフィニッシュ、ファステストラップも記録した。 アルピーヌ・ルノーは、フェルナンド・アロンソ6位、母国GPを戦ったエステバン・オコンは8位。一方、同点でアルピーヌとコンストラクターズランキング4位を争っていたマクラーレン・メルセデスは、ランド・ノリス7位、ダニエル・リカルド9位となり、結果、アルピーヌが4点上回った。以下、11位ベッテル(アストンマーティン)、12位ピエール・ガスリー(アルファタウリRBPT)、13位アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ・メルセデス)、14位バルテリ・ボッタス(アルファ・ロメオ・フェラーリ)、15位ミック・シューマッハー(ハース・フェラーリ)、16位ジョウ・グアンユー(アルファ・ロメオ)が完走となった。
ドライバーズチャンピオンシップは、1位フェルスタッペン233点、2位ルクレールは170点のままで、ポイント差は38点から63点へと大きく広がった。3位ペレス163点、4位サインツJr.144点、5位ラッセル143点と続く。
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