有力視されたMF 遠藤航 (31=リバプール)の招集を断念。センターバック(CB) 町田浩樹 (26=サンジロワーズ)は今夏の移籍次第ながら最終リストに残ったが、OAゼロとなれば08年北京大会以来16年ぶりとなる。大岩監督が、注目のOA人選で最大3枠を行使しない可能性が高まった。複数の日本協会関係者によると、A代表で主将を務める遠藤の招集を断念。本人は「スタンスとしては、選ばれたら貢献したい」と意欲を示していたが、協会とクラブの交渉が今週までに行われ、派遣許可が得られなかったという。日本初の五輪3大会連続出場がなくなった。
経験値が安定感に直結するCBは、メンバー発表の直前まで町田の選出を模索する模様だ。世代の補強ポイントとして4月に板倉、冨安、谷口とともに候補に挙がったが、各人の事情で最終候補は町田だけに。ただ、本人が「いいクラブに行ければ」と今夏のステップアップに言及しているように、ファジー(あいまい)な状況にある。欧州選手権、南米選手権が開催中でトップ選手の移籍市場が停滞しており、去就が定まらないといい、選出の可否は新天地次第となりそうだ。攻撃的な選手では堂安に断られている。 一方、最終局面で朗報が舞い込むかもしれない。五輪が絶望視されていた鈴木に、出場の芽が出てきた。久保と鈴木の招集は「極めて難しい状況」と6月に日本協会の山本ダイレクターが漏らしていたが、継続的な交渉でクラブが軟化しているとの情報がある。10番を背負った昨秋のU-22アルゼンチン戦で2得点、今月のW杯2次予選でA代表デビューを果たした男がメンバー入りすれば戦力は急増する。
大岩ジャパンは強化と結果の両輪を求めてきた。欧州組の主力を呼べない編成で4~5月のパリ五輪アジア最終予選を優勝で突破。成功体験も念頭に、OA枠に触れ「当然3人の可能性もあるし、1の可能性も2の可能性も0の可能性もある」と4日前に発言していた。「(アンダー)23の成長に力強さがあるので、そのグループ(全員23歳以下)でもいいのかなと思うところもある」とも期待していた。 日本のOA選手が2人以下ならロンドン大会以来12年ぶり、ゼロなら北京大会以来16年ぶりとなる。国際マッチデー期間外でクラブに派遣義務がない中、北京では全員23歳以下の戦いで本田、長友、香川らがビッグクラブへ羽ばたいた。招集のハードルは上がり続ける一方。将来、五輪日本代表にはU-23しか呼べなくなるかもしれない分岐点で、大岩監督が若手の進化を促し56年ぶりメダルをつかむのか。「その時に呼べる選手がパリ五輪日本代表」の信念を貫き、JOCに最終リストを提出するまで、悩み抜く。
パリオリンピック2024 パリ五輪 遠藤航 町田浩樹 日刊スポーツ
日本 最新ニュース, 日本 見出し
Similar News:他のニュース ソースから収集した、これに似たニュース記事を読むこともできます。
ソース: goonewsedit - 🏆 40. / 63 続きを読む »
ソース: goonewsedit - 🏆 40. / 63 続きを読む »
ソース: nikkansports - 🏆 18. / 63 続きを読む »
ソース: goonewsedit - 🏆 40. / 63 続きを読む »
ソース: nikkansports - 🏆 18. / 63 続きを読む »
ソース: goonewsedit - 🏆 40. / 63 続きを読む »