2投目で62メートル87をマーク。首位に立ち、そのままトップを譲らなかった。昨年大会はまさかの2位に終わって号泣。その悔しさを糧に、以後は17戦14勝と圧倒的な強さで、60メートル超えは昨年6月から15戦連続となった。内定しているパリ五輪での日本女子初のフィールド種目金メダル獲得に向けて、弾みをつけた。
1投目で1年前を超えた。新潟の夜空に大きな放物線を描き、いきなり61メートル10をマーク。昨年の59メートル92を上回った。2投目で首位に立って、世界女王の貫禄を示した。はじけるような笑顔に、前回大会からの成長があった。 昨年の日本選手権は涙に暮れた。シーズン初戦から2試合連続で64メートル超えを記録しながら、全6回の試技で1度も60メートルに届かなかった。「勝って当然」と目される中での敗北。「日本人には負けてはいけないと思ってやっていた」と目を真っ赤にした。ただ、その涙は自分を見つめなおすきっかけにもなった。 「どうしてこういう結果になったのか」と自己分析し、世界選手権2カ月前にもかかわらず2つの改善に踏み切った。1つ目はウエートトレーニングの量の低減。「自分の武器は柔らかさや大きさ」と、それまでの7割程度に負荷を抑えた。2つ目は助走の冒頭での足踏み。助走速度の向上を目指していたが、「本来はリズムに合わせるのが自分の投げ方」と初めて66メートル台に乗せた19年時のスタイルへ戻した。その見直しもあり、世界選手権では日本女子フィールド種目で初の金メダルを獲得。自身の日本記録を2度も更新し、世界最高峰シリーズのダイヤモンドリーグ・ファイナルでも日本勢初優勝を収めた。
悔しさを糧とし、冷静に道筋を立てられるからこそ、世界女王になれた。シーズン前にはこう口にしていた。「たとえ正解が出なくても、くじけずに何度もやることが大事だと思っている」。試行錯誤の先に挑むパリで、大きな花を咲かせる。【藤塚大輔】
パリオリンピック2024 北口榛花 日本選手権兼パリ五輪代表選考会 やり投げ 日刊スポーツ
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