【話の肖像画】輪島功一(8)左1本で1回KO勝ちの仰天デビュー

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【話の肖像画】輪島功一(8)左1本で1回KO勝ちの仰天デビュー 重いクラスでやるには、私は低身長でリーチも短かったので、勝機を見いだすために変則、つまり応用を広げたのです。 ボクシングを始めた時期に鬼のように基本をたたき込まれたのは本当に幸運でした。

《東京五輪金メダリスト、桜井孝雄選手の華麗な所作に魅せられて三迫(みさこ)ジムに入門し、昭和43年3月、24歳11カ月でボクシングの練習を始めると、2カ月後にはプロボクサーのライセンスを取得。3カ月後にはデビューを果たした》当時はジムの練習生のほとんどが10代からボクシングを始め、プロになり、世界チャンピオンになって大金を得ようと夢見る若者ばかりでした。私のように「スポーツがしたいから」と入門した25歳の新人練習生なんて、どこ探したって他にはいなかった。期待もされていないし、だから「勝手にやってろ」って感じで、誰も何も教えてくれなかった。見よう見まねで練習するしかなかったのです。

でも、そういう境遇に置かれると逆に燃えるのが私の性分。「こっちだって月5千円の会費を払っているんだ。無視するなよ」と訴えるように、目立つことを考えて練習した。わざと三迫仁志会長の前に出ていって派手に汗を飛ばしてシャドーボクシングをしたり、サンドバッグを通常の3~4倍のペースで狂ったように打ち続けたり…。そうすると、会長が「おい、誰かこの暑苦しいオッサンの相手してやれよ」となったのでした。高橋さんは実に厳しく、毎夜3時間の練習中、寸分の隙も許さないような人だった。徹底的にしごかれ、鍛えられました。私より4歳年上なだけで同年代といってもよかった高橋さんは元東洋ウエルター級王者で、タイトル奪取はなりませんでしたが三迫ジムから初めて世界王座に挑んだ往年の名選手でした。25歳で現役を引退し、ジムでトレーナーを続けていたのですが、最初はそんな過去の経歴も知らない私は指導の厳しさに反発して、ミット打ちで打ち損なったふりをしてぶん殴ってやろうと何回も思ったほどでした。後年、私のボクシングは「変則的だ」とか評論家によっては「あれはボクシングというものではない」とまで評されましたが、私に言わせれば変則とは

 

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