TBS系「3年B組金八先生」、NHK大河ドラマ「徳川家康」などを手がけた脚本家・小山内美江子(おさない・みえこ)さんが2日朝、老衰のため、横浜市内の病院で亡くなった。94歳。長男で俳優の利重剛(61)が10日、公式サイトで明らかにした。葬儀は家族葬で営まれた。【評伝】我が子を思う母親のような脚本家だった。還暦を迎えてからのライフワークであった、海外のボランティア活動では、一緒に手伝いに来てくれる学生との交流が楽しみの一つ。「若い人と動くと楽しい」。半世紀以上も年齢の離れた大学生とも分け隔てなく接する姿に、ボランティアに同行した学生たちは“第二の母”と慕った。先月も一緒に海外ボランティアに行った当時学生だった女性と面会するほど、絆は深かった。
戦前・戦後の女性の地位が低い時代を経験してきたからこそ、女性の活躍も心から願っていた。その思いを代弁していたのが、「金八先生」シリーズで女優・赤木春恵さん(享年94)が務めていた校長先生だった。「いまでこそ女性の校長先生が増えてきたけど、当時は校長先生といえば男。私が目指していた映画監督も男。女が上に立てない時代。(武田)鉄矢にもだいぶ自分の思いを重ねたけど、女性への思いは赤木さんに言ってもらった」 学校でのいじめ、子どもの虐待など、青春時代を戦争と共に過ごした小山内さんだからこそ、脚本には“子どもから楽しみを取ってはいけない”というメッセージを込めてきた。生前「構想は頭の中にある」と語っていた「遺作」について、思い描く内容も主人公は少年少女だったという。
「若い子どもたちが誰かに出会って、ものすごく楽しいことにぶつかって、自分を取り戻していく。見てる人もそのことが『うまくいくといいなぁ』と思うような子どもの話。もう取材は終わっているのだけどね。元気をもらえるでしょ?」。“母”として、後世の子どものために筆を握り続けた作家人生だった。
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