「今、課題となっているのが、皇族の減少です。現在、皇室は17人で構成されています。若い世代は、悠仁さま以外は愛子さまを含め5人全員女性です。女性皇族は結婚すると皇族の身分を離れることになっているので、悠仁さまとその配偶者以外に、将来、皇族がいなくなることが考えられます。さらに、皇位を継承する資格を持っている男性は3人です。秋篠宮さま、悠仁さま、そして3人目は常陸宮さま、88歳です」
「そこで17日、2つの案について国会での議論が始まりました。1つ目が『女性皇族を結婚後も皇室に残して皇族の数を確保する案』。もう1つが『皇族が旧宮家の男系男子を養子に迎えて皇位継承者を確保する案』です」 「まずは、女性皇族が結婚後も皇室に残る案について、17日に各党が主張した内容をみていきます。自民党は『賛成』。その上で、女性皇族の配偶者と子どもは皇族の身分を持たないことが適切としています。公明党は、制度化を検討すべきとし『賛成』です。一方で野党・立憲民主党は、女性皇族と結婚した配偶者や子どもの身分をどうするか、慎重に議論する必要があるとした上で『賛成』を表明しました。日本維新の会は皇位継承資格を女系に拡大することにつながるのではないかと懸念する声があると指摘しています。共産党は、女性天皇も女系天皇も認められるべきという立場をとっています」
「続いて、皇族が旧宮家の男系男子を養子に迎える案についてです。こちらは旧宮家、つまり戦後に皇籍を離脱した宮家の中で、父方だけをたどっていったときに天皇がいる男子、「男系男子」を養子にするという案です。これについて各党の案をみていきます。自民党は『賛成』。ただし養子となった男性自身は皇位継承資格を持たず、その後に生まれた男の子が継承資格を持つことが適切としています。公明党も同様です。立憲民主党は、こちらも党としての結論はまだ出しておらず、まずは養子の対象となる人がいるのかをその人の意思とともに確認すべきとしています。日本維新の会は、この案を高く評価できるとして『賛成』しています。そして共産党は、反対と主張しました」「今まで大事なことは、ある意味でおざなりにされてきたわけですから、今回一挙に解決ができるはずがないのです。まず第一歩を踏み出して、当面、皇族女子が皇室に残れるとか。あるいは養子という形で皇室に入られて、皇族数を一定数確保できるような道を開くということですが、その具体的なあり方は、指摘したようなことが問題としてありますから、それは今後検討して、改めてまた手直しをしていくと。つまり
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