一般的に津波は地震の規模を示すマグニチュード6の半ばから津波がおきるとされていますが、9日の地震の規模はマグニチュード6クラスより、はるかに小さく、正確な震源も特定できていません。今月5日に津波注意報が発表された際に観測された地震波形では、波形が上下に大きく振れています。一方、今月9日に津波注意報が発表された時の地震波形は、ほぼ振れず、大きな動きがありません。両日とも津波が観測されていますが、地震波形をみると大きな違いがあったのです。通常、地震がおきると初期微動「P波」と主要な動き「S波」がみられます。気象庁によりますと、今回の揺れは、このP波とS波がはっきり判別できないということです。地震の波形がはっきりせず、地震の規模が大きくないものの津波が発生したことから、気象庁は「普通の地震による揺れではない可能性」があるとみています。鳥島近海では今月9日午前4時から午前6時半ごろにかけて、小さな揺れが断続的に発生していました。当時、小笠原諸島・父島で観測された地震波では、上下に大きく振れている箇所が14箇所あることが確認されています。これらの波形は、「P波」でも「S波」でも無い“第三の波”「
今回の地震活動域は、鳥島から南西に約100キロ離れた場所です。鳥島の北側には須美寿カルデラ(須美寿島)、南側には孀婦岩と、鳥島も含めて海底火山が続く場所になっています。須美寿カルデラの近くでは、2015年5月にマグニチュード5.9という比較的規模の小さな地震によって津波が発生しました。分析した結果、マグマが関与した地殻変動によって津波が発生した可能性があるとされています。このように、須美寿カルデラでは10年に1回程度、マグマ活動による津波が発生することが知られています。
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