【解説】 米英豪の安保枠組み、フランスにとって厳しい現実 - BBCニュース

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アメリカとイギリス、オーストラリアの3カ国が新たに構築した安全保障の枠組み「AUKUS(オーカス)」に、フランス政府が強く反発している。BBCのパリ特派員、ヒュー・スコーフィールド記者が、フランスに突き付けられた厳しい現実を解説する。

フランスの懸念をオーストラリアは厳然と無視して行動した。しかし、いざとなれば国というのはそうするものだ。そもそも「国とは」という定義そのものに近い。つまり国とは、自己利益を守るために集まった人間の集団だ。守るべきは、自分たちの利益であって、他人のそれではない。しかし、「AUKUS」をめぐり、つらい真実がもうひとつ露呈した。アメリカはもはや、時代遅れの巨大な怪物のごとき北大西洋条約機構(NATO)について、もうほとんど大した興味を持っていない。NATOを長年守ってきた国への忠誠心も、アメリカは特に抱いていない。

「マクロンは、アングロサクソンたちを助けようとあれだけがんばったのに。アフガニスタンでのアメリカを。軍事協力でイギリスを。インド太平洋でオーストラリアを。『ほら見て』とマクロンは言い続けていた。『フランスは皆さんの後の続いている。我々こそ真の仲間だ」と」フランスは今後、NATOにおける自分たちの役割を再検討することになる。1966年に当時のシャルル・ド・ゴール大統領はNATOの軍事機構から離脱した。やっと復帰したのは、ニコラ・サルコジ大統領時代の2009年だ。フランスが再度離脱するという話は、出ていない。今のところは。しかし、マクロン大統領は2年前にNATOを「脳死状態」と評している。これは留意するべきだ。あれから、マクロン氏の意見が変わったとは思えない。AUKUSの一件で分かったのは、フランス単体は国として、戦略的問題に大した影響を与えられないほど小さいということだ。フランス海軍が持つ艦艇の総数と同じだけの艦艇を、中国は4年ごとのペースで建造している。オーストラリアはいざとなれば、小国ではなく大国の近くにいたかったのだ。

そしてイギリスには門戸を開いておくことだ。現時点では簡単な提案ではないかもしれない。英仏の関係はここ数年、最低レベルまで落ち込んでいる。フランスはボリス・ジョンソン英首相を見下しており、その軽蔑の念を隠しきれていないし、イギリス政府の大半も、同じような思いをフランス政府に抱いているようだ。

 

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中々面白い記事だな。

🟡宜しくお願いします!

マクロンが火種🤣

あまりフランスを愚弄すると、彼の国を向こう側へ押しやることになるだろう。独仏が、詰まりEUがこぞって中露と懇意になれば英国がいかにアジアで軍事力を誇ろうと足元の欧州では蟷螂の斧になる。そうなって困るのは英国なのではないか?

米英豪の建国については、既にノーサイドだからでは。

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