【衝撃事件の核心】朝のコンビニで暴行死の標的 ５０歳男性の無念 被害者のあまりに理不尽な展開に、関係者は「本当に気の毒だ」と言葉を詰まらせた。
激しい暴行を受けた男性が都立病院に置き去りにされ、その後に死亡する事件があった。発端は会社員であふれる早朝の東京・新橋のコンビニエンスストアで、被害者の男性は仕事に向かう途中だった。些細な理由で酒に酔った男の標的となり、執拗に暴力をふるわれ命を落とした。被害者のあまりに理不尽な展開に、関係者は「本当に気の毒だ」と言葉を詰まらせた。駆け付けた病院関係者は男が乗ってきた軽乗用車の後部座席で、顔が腫れ上がり、意識不明の状態の男性を発見。上半身裸で右足の靴も脱げ、全身には数十カ所の殴られたような痕があった。男性はまもなく死亡が確認された。死因は急性硬膜下血腫による脳ヘルニア。目の周辺や鼻の骨も折れていた。その後、警視庁捜査１課に暴行と傷害致死容疑で逮捕されたのは、住居不定、ガールズバー従業員、村田圭司容疑者（３２）。酒に酔った状態で面識のない男性を別の場所で暴行し、自ら病院に運んだことがその後の調べで明らかになった。警視庁は男性の身元の特定を急いだが、顔面の損傷がひどく、親族らによる目視での身元確認は困難と判断。父親とのＤＮＡ型鑑定を実施してようやく、派遣社員の田中寿和さん（５０）＝北区＝と確
激しい暴行を受けた男性が都立病院に置き去りにされ、その後に死亡する事件があった。発端は会社員であふれる早朝の東京・新橋のコンビニエンスストアで、被害者の男性は仕事に向かう途中だった。些細な理由で酒に酔った男の標的となり、執拗に暴力をふるわれ命を落とした。被害者のあまりに理不尽な展開に、関係者は「本当に気の毒だ」と言葉を詰まらせた。駆け付けた病院関係者は男が乗ってきた軽乗用車の後部座席で、顔が腫れ上がり、意識不明の状態の男性を発見。上半身裸で右足の靴も脱げ、全身には数十カ所の殴られたような痕があった。男性はまもなく死亡が確認された。死因は急性硬膜下血腫による脳ヘルニア。目の周辺や鼻の骨も折れていた。その後、警視庁捜査１課に暴行と傷害致死容疑で逮捕されたのは、住居不定、ガールズバー従業員、村田圭司容疑者（３２）。酒に酔った状態で面識のない男性を別の場所で暴行し、自ら病院に運んだことがその後の調べで明らかになった。警視庁は男性の身元の特定を急いだが、顔面の損傷がひどく、親族らによる目視での身元確認は困難と判断。父親とのＤＮＡ型鑑定を実施してようやく、派遣社員の田中寿和さん（５０）＝北区＝と確認されるほど顔が変わっていた。事件当日の１８日午前７時４５分ごろ、店舗２階のトイレに並んでいた村田容疑者。中から出てきた田中さんをにらみ付け、それを見返す素振りをした田中さんを追いかけ、階段の踊り場で一方的に顔を平手打ちし、殴る姿が店内の防犯カメラに写っていた。