の予選会は１０月１４日、東京・立川市で行われる。例年より３増の上位１３校が本戦の出場権を獲得できるが「立川の関」が難関であることに変わりはない。参加資格が従来の「関東学生陸上競技連盟男子登録者」から「日本学生陸上競技連合男子登録者」に広がり、関西地区の立命大などが挑戦する。８８～９１年に４年連続で予選会を走り、通過も落選も経験した本紙箱根駅伝担当、編集委員の竹内達朗記者（５３）が過酷な戦いを大胆に占う。母校の東洋大は０６年から２３年まで１８年連続でシード権を獲得している。継続中としては最長で、近年は予選会と無縁だが、私の在学中は予選会の常連だった。１～３年時は無事に通過したが、責任がある４年時に次点の７位で落選（当時はシード９校、予選会６校の計１５校）。現時点で人生最大の失敗は３２年が過ぎた今でも忘れることはできない。予想の大きな材料となるのは昨年の予選会と今年の全日本大学駅伝関東選考会。予選会はハーフマラソン１０人（計約２１０キロ）、全日本選考会は１万メートル８人（計８０キロ）の合計タイムで争う。人数も距離も異なるが、レースの本質は同じ。仲間の思いや母校のプライドを背負って走る。記録
の予選会は１０月１４日、東京・立川市で行われる。例年より３増の上位１３校が本戦の出場権を獲得できるが「立川の関」が難関であることに変わりはない。参加資格が従来の「関東学生陸上競技連盟男子登録者」から「日本学生陸上競技連合男子登録者」に広がり、関西地区の立命大などが挑戦する。８８～９１年に４年連続で予選会を走り、通過も落選も経験した本紙箱根駅伝担当、編集委員の竹内達朗記者（５３）が過酷な戦いを大胆に占う。母校の東洋大は０６年から２３年まで１８年連続でシード権を獲得している。継続中としては最長で、近年は予選会と無縁だが、私の在学中は予選会の常連だった。１～３年時は無事に通過したが、責任がある４年時に次点の７位で落選（当時はシード９校、予選会６校の計１５校）。現時点で人生最大の失敗は３２年が過ぎた今でも忘れることはできない。予想の大きな材料となるのは昨年の予選会と今年の全日本大学駅伝関東選考会。予選会はハーフマラソン１０人（計約２１０キロ）、全日本選考会は１万メートル８人（計８０キロ）の合計タイムで争う。人数も距離も異なるが、レースの本質は同じ。仲間の思いや母校のプライドを背負って走る。記録会とは全く別モノで、「速さ」ではなく「強さ」が求められる。【圏内】は中央学院大、立大、山梨学院大、明大、神奈川大、国士舘大、東京国際大の７校とみる。前回の予選会６位通過で大会史上最長の５５年ぶりの復活出場を果たした立大は、昨季より明らかに強い。古豪の明大は全日本選考会で敗退した後、山本佑樹前監督（４６）から山本豪新監督（５０）へ交代劇が起きたが、チーム力は高い。東京国際大は箱根駅伝２～４区の区間記録を持ち「史上最強留学生」と呼ばれたヴィンセント（現ホンダ）以上の逸材のスーパールーキー留学生エティーリが大きくタイムを稼ぐことが期待できる。名門の日体大は７６年連続７６回目の出場を目指す。連続出場記録の歴代２位で継続中としては最長。順調に数字を伸ばせば３６年に中大を抜き、史上最長となる。絶対に途切れさせてはいけない大記録を守るためチーム一丸で戦う。一方、１８、１９年に連続で次点敗退した麗沢大は悲願の初出場を目指す。留学生のネイヤイ（２年）を中心に大会史上４５校目の箱根駅伝出場校となる可能性は十分にある。専大は昨年の予選会で日本人トップだったエース木村暁仁（４年）が登録メンバーから外れる公算が大きく、苦戦が予想される。ただ、何が起こるか分からないのが箱根駅伝予選会。順当に終わった年はほとんどない。通過有力校に挙がる帝京大の中野孝行監督（６０）も「６年ぶりなので今の選手は誰も予選会を知りません。◆箱根駅伝予選会の突破予想【ミラクル】芝浦工大、日本薬科大、育英大、明学大、東京経大、流通経大、桜美林大、立正大、武蔵野学院大、平成国際大、関東学院大、皇学館大、京産大、愛工大、札幌学院大▽日時、コース １０月１４日午前９時３５分、東京・立川市陸上自衛隊立川駐屯地をスタート。立川市街地を回り、国営昭和記念公園にゴールする公認コースのハーフマラソン（２１．０９７５キロ）。
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