この試合では、累積警告による出場停止で前節鹿島アントラーズ戦を欠場したDF初瀬亮（26）が復帰する。今季左サイドバックのレギュラーとして出場を続けてきた初瀬は「チームとしてすごく勢いがある。自分たちが何をして勝ってきたかを確認できている」とチーム状況に手応え。湘南戦に向けては「相手どうこうよりも、自分たちがどうするか。すべてを懸けて戦いたい」と話した。
左手の負傷で日本代表活動から離脱しながら、21日鹿島戦に強行出場したGK前川黛也（29）も、強い意気込みでこの試合に挑む。患部のケアは欠かせない状況であることを明かした上で「日に日に良くなっている。試合にも良い形で臨める準備ができている」。鹿島戦後に「恐怖心をあまり感じない」と話していた守護神は、あらためてその部分を問われ、自身の怖いもの知らずぶりを語った。「プロに入る前から恐怖心はあまりなくて、額が切れようが、頭を切ろうが、その（切れた）場所でヘディングもできる。それで僕自身の身を削るところもあるかもしれないけど、チームの助けになれればいい。チームのために、身を削ってでも守りたい」。痛々しくも頼もしい守護神は、この試合でも気持ちの入ってセーブを見せるつもりだ。
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