その頃作業していたストーリー漫画が終わり、息抜きに叔父と姪のらくがきをTwitterに掲載したところ、多くのインプレッションをいただき、少し掘り下げて描いてみようと思ったことがきっかけでした。自分には叔父はいないのですが、Twitterのタイムラインで「オタクに優しいギャル」というジャンルが流行っていて、それを自分なりに解釈して「オタクの俺」「かわいい女の子」というキャラクターにしつつ、先日5歳になった自分の姪を愛しく思う気持ちを乗せて描きました。こだわりではないのですが、ほぼトーンを使わずに描いています。姪ちゃんと叔父さんについては「かわいい女の子」と「やさぐれたおじさん」という意識は常に持って作業していたので、私なりの解釈を見ていただければと思います。
自分の制作の信条として「当事者が読んでも違和感がないキャラクターにする」と「不快感をなるべく排除する」というのがあります。主人公の叔父に近い年齢の男性に話を聞いたり、お子さんがいらっしゃる知り合いの方にエピソードを聞いたり、できる限りのリサーチをしてプロットを作りました。また、作中のメッセージのやりとりやキャラクターの所作などもなるべく誰が見ても違和感のないように気を付けています。主人公である叔父の回想シーンで、赤ちゃんのときの姪を描いたのですが、先述の通り、知り合いに話を聞きつつ、自分自身姪の変な顔や汚れた口を思い出しながら楽しく描けたのでお気に入りです。読んでくださった方から「自分と自分の姪が重なってウルッとしました」と温かいメッセージをいただいたりもして、描いた甲斐があったなあと思いました。
物語は自分にとって気持ちの良いキャラクターや展開が望まれると思うのですが、どうしても現実味に欠けてしまう側面もあると思っています。その中で自分である叔父を励ましてくれる人をただの都合のいい存在で終わらせたくないなあと思い、姪ちゃんにとっても叔父が優しい存在で、相互に良く作用している関係であることを伝えたい意図で入れたシーンでした。当初はここまでしっかり一本描くつもりはなく、別に掲載しているシリーズもあったので「アニメ映画の同時上映でやってる短編作品」みたいなイメージで描き始め、その上で短編といえばセリフなしだよなあと思いサイレントにしてみました。 いざセリフなしで始めてみると絵と流れだけで表現することの異常な難易度に気付かされて、サイレント作品作ってる人ってスゲー!と思いました。普段描く話は会話が多く冗長になりがちなため、個人的に課題としている部分なのですが、そういった部分でも今回のセリフなし漫画は「会話やモノローグで説明できない要素をどう補うか」の勉強になりました。制作は救済なので、自分の救済を発信することがいろんな人の救済になればいいなあと思っています。また、今この叔父・姪で連載の企画を進めているので、それがうまく世に出るように頑張っています。制作物を見てくださる皆様、温かいメッセージをくださる皆様、いつも応援していただき本当にありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。みんなで幸せになろうね。
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