柔道男子100キロ超級の斉藤立(たつる、21=国士舘大4年)が、来年7月のパリ五輪(オリンピック)代表に内定した。80年代に五輪を2連覇した斉藤仁さん(享年54)の次男。日本柔道初となる親子2代での夢舞台切符をつかんだ。パリ大会を22歳で迎える斉藤は22年の全日本選手権王者。男子95キロ超級で84年ロサンゼルス、88年ソウル五輪の金メダルを2大会連続で獲得した仁さんを父に持つ。5歳で柔道を始めた後、英才教育を受けていた“恩師”でもある存在は15年に亡くなった。当時、立は中学1年生。時は流れ、大学3年生になった昨年4月の全日本で史上初の父子Vを達成した。
まだ伸びている身長は192センチで、登録体重は165キロ。2年連続で世界選手権の代表に選ばれ、昨年は初出場で銀メダルを獲得した。今年は7位も、怪物テディ・リネール(フランス)と初の直接対決で死闘を繰り広げている。 五輪、世界選手権に次ぐ格のマスターズ大会では昨年初優勝、今年は3位だった。今年の世界選手権、マスターズ大会ともに5位だった影浦心(27=日本中央競馬会)との一騎打ちを多数決の賛成多数で制した。鈴木監督は「メダルの有無は大きな差」と強調した。全柔連の規定では「同じ階級の他選手と明らかな差がついた」と判断された場合、強化委を経て五輪代表を早期内定できる。この制度は自国開催の東京五輪を前に整備された。疲弊や負傷のリスクを減らし、本番に向けて十分な準備期間を確保する狙い。結果、東京大会では史上最多の金メダル9個を含むメダル12個(全14階級)を獲得した。
73キロ級の橋本壮市(31=パーク24)81キロの東京五輪金メダリスト永瀬貴規(29=旭化成)90キロ級の村尾三四郎(22=JESグループ)も内定。73キロ級に関しては今年、五輪2連覇中の大野将平(旭化成)が第一線から退いていた。 既に66キロ級は、東京五輪金メダリストの阿部一二三(26=パーク24)が6月にパリ切符を獲得。日本柔道史上最速となる五輪1年1カ月前の内定をつかんだ。今回は“第2弾”。斉藤は、国士舘大の先輩でもある石井慧の08年北京五輪を最後に遠ざかる、最重量級の金メダル奪還という大きな期待を背負う。◆斉藤立(さいとう・たつる)2002年(平14)3月8日、大阪府生まれ。東京・国士舘高から国士舘大。5歳から柔道を始め、父譲りのセンスで小中高すべて日本一。男子100キロ超級で18、19年のインターハイを2連覇した。21年のGSバクー大会でシニアの国際大会初制覇。22年に史上初の全日本選手権親子優勝を達成した。20歳1カ月は史上3位の年少記録でもあった(石井、山下泰裕に次ぐ20歳1カ月)。父仁さんは88年に27歳で初優勝した。得意技は仁さん直伝の体落とし、内股、足車。服は5XLで靴は35センチ。組み手は左。家族は母と兄。血液型O。
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