メジャー志向が強く、ダルビッシュ有投手(37=パドレス)や大谷翔平投手(29=エンゼルス)を輩出したことが、入団の決め手になった。11月1日からは沖縄・国頭キャンプに参加予定で、“台湾の至宝”が夢への1歩を踏み出す。照れくさそうな日本語が、なんとも初々しい。本拠地のエスコンフィールドで入団会見に臨んだ日本ハム孫易磊は「初めまして。私はスン・イーレイです。よろしくお願いします」とあいさつし、白い歯を見せた。今年開業したばかりの球場に「すごく、ワクワクしています。すっごく、いい球場」と胸をときめかせ「す~ごく、カッコいいです」と、同席した新庄監督のオーラに目を丸くした。
最速156キロの直球に、チェンジアップ、フォーク、スライダーを操り、今年のU18W杯では台湾代表のエースとして活躍した。兄の孫易伸(スン・イーシェン)は台湾・台鋼の外野手。本格的な投手暦は2年ほどで、新庄監督が「野手としてもドラフトにかかる選手。打撃も見てみたい」と投打二刀流のロマンを語る逸材だ。日米台で争奪戦となった中、日本ハム入りを決めたのは、球団から受け取った資料の中に、メジャーで活躍するダルビッシュや大谷の指導内容を見つけたから。「このチームを選べば、絶対間違いない。自分も(日本ハムからメジャーを)目指したい」と、育成手腕に期待した。 最も尊敬するのは、日米で活躍した台湾出身の陳偉殷(チェン・ウェイン)だ。中日時代の09年には最優秀防御率を獲得。「1人で日本に来て、経験を積み重ねて成功して、その後にメジャーに行った。リスペクトしている」。落ち着いた受け答えは大物感たっぷりだが、好きな日本食を問われると「イクラ丼が大好きです。昨日(29日)の夜、食べました」と、18歳の素顔がチラリ。「真っすぐの切れが素晴らしいし、テンポも良いし、クイックもすごく出来る」と新庄監督が絶賛する“台湾の至宝”が、北の大地で夢への扉を開いた。【中島宙恵】
◆孫易磊(スン・イーレイ)2005年2月10日生まれ、台湾・台北市出身。新北市穀保高級家事商業職業学校から中国文化大(台湾)へ進学。高校1年まで一塁手や外野手などでプレーし、9月に開催されたU18W杯の台湾代表では外野手登録も投手に専念。エースとして活躍した。開幕戦でオーストラリアを完封。決勝の日本戦でも先発するなど大会を通じて4試合に登板し防御率0・50だった。183センチ、81キロ。右投げ左打ち。
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