【ゲンク(ベルギー)13日=岡崎悠利】サッカー日本代表の森保一監督(55)が、過酷な環境のW杯アジア予選に向け「機内ミーティング構想」を掲げた。北朝鮮、シリアなどと同組のW杯アジア2次予選は11月から始まる。欧州組は特に厳しい移動を強いられ、現地入り後も計画通りに練習をこなせる保証はない。そこで監督、コーチらスタッフが現地入りの前に欧州に飛んで、集まった欧州組と合流。飛行機移動中にミーティング、ストレッチなど準備を進め、想定外の有事に備える狙いだ。
長距離移動を味方につけるための新構想を森保監督が語った。「(集合時に)バラバラにくるよりも、土曜の試合の選手、日曜、とそれぞれを1つのグループにして、ミーティングをしながら。我々が先に欧州にいって欧州組と一緒に来るとか」。まだアイデアの段階ながら、今後の活動を充実させるための考えだった。 現時点で欧州組がチームの大半を占める。欧州遠征でない限り、選手には長距離移動は、重くのしかかり続ける。特にアジア予選のアウェー戦は定期便がなく、乗り換えを強いられることも少なくない。21年11月のW杯カタール大会アジア最終予選ベトナム戦では飛行機トラブルに見舞われ、本格的な練習が1度もできず、ほぼぶっつけ本番で試合に臨んだ。「現地に着いてから準備をしようとしてもできない」と、苦しい経験から生まれた構想でもある。
移動時間を工夫すれば、可能性は広がる。日本協会はドイツ・デュッセルドルフに拠点を持つ。全員が欧州で1度集合できれば、先に試合を終えて集まった選手たちは移動前にリカバリーの調整もできる。1度の移動が可能ならば、JFAがチャーター機を準備する可能性も出てくる。指揮官が「コンディションがぼろぼろの状態でやる」と表現するアジアの戦いを少しでも楽にする、大きな手立てになる。 11月には、早くも26年W杯北中米大会のアジア2次予選がスタートする。最初のアウェー戦はシリア、その後は北朝鮮と中立地開催も含めて会場も決まっていない。不透明な状況で、移動に頭を悩ませる相手が続く。11月の段階で構想を実行させるかは未定だが、再び始まるアジアの厳しい戦いに向け、指揮官は考えを巡らせている。11年11月のW杯アジア3次予選の北朝鮮戦。ザッケローニ監督率いる日本代表は試合前日に平壌国際空港に到着したものの「細密検査」で入国手続きが停滞。約4時間も足止めを食らった。練習開始時間も遅れ、その後の公式会見が終わったのは午後9時を過ぎていた。翌日午後4時からの試合は0-1で敗れた。
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