アベックで“神戸撃ち”だ! アルビレックス は6日、男女ともに神戸に拠点を置く強豪クラブと対戦する。J1新潟(15位)は昨季王者の2位ヴィッセル神戸と敵地で対戦。レフティーボランチの 島田譲 (33)が攻守で起点となり、チームを上昇気流に乗せる。前節黒星を喫した新潟レディース(WEリーグ3位)は、ホームで2位INAC神戸を迎え撃つ。新潟一筋18年目のベテランMF上尾野辺めぐみ(38)が今季はまだない連敗を阻止し、勝利に導く。神戸戦に向けた5日の練習。島田は得意の左足から鋭いパスを連発し、守備では大きく体を伸ばしてボールをカットした。「(中2日の連戦だが)コンディションはいい。試合に出られない選手、サポーターの気持ちを背負って戦い、勝ち点3を取る」と力を込めた。
前節3日の広島戦(1-1)は、負傷したMF宮本に代わり前半28分から緊急出場。直後の同33分に左DF早川が一発レッドで退場し数的不利となったが、MF秋山、長谷川元と3ボランチを形成して相手の良さを消し、セットプレーからの1失点に抑えた。「全員で臨機応変に対応し、最低限のドローに持ち込めた。いい形で次につなげたい」と強調。今節も相手のロングボールから自陣に押し込まれる時間帯があることを想定しながらも「コンパクトな陣形で。守る時も攻める時も一体感を出しながら戦いたい」と青写真を描いた。 WEリーグ新潟Lは、同時刻にINAC神戸との上位対決に臨む。22年9月から同リーグの理事も務める島田は「新潟レディースからは感動する試合を見せてもらっているし、次は自分が、と思わせてくれる。女子に負けない熱いゲームをしたい」と、“ダブル神戸狩り”を誓った。
勝ち点13のチームは現在15位に沈むが、まだまだ混戦状態。同7差で追う2位神戸をたたいて、ジャンプアップのきっかけにしたい。勝利の鍵を握るレフティーは「チャンピオンチームにこっちから仕掛けるゲームにしたい」と気合。受け身にならず、キックオフの瞬間から攻撃的にいく。【小林忠】
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