IWGP世界ヘビー級王者のSANADAが、師匠の前で4度目の防衛に成功した。挑戦者のHOUSE OF TORTURE(H.O.T)EVILとのランバージャックデスマッチ(両チームのセコンドがリングを囲み、場外に出た選手はリングへ戻されるもの)によるメインイベント。途中でEVILがベルトを持って逃亡、H.O.Tの凶器攻撃など、散々な展開となったが、解説を務めた恩師の武藤敬司が見つめる前で、シャイニングウィザード連発でベルトを守った。
武藤さんからベルトも受け取り「泣きそうになったんですけど…。何とか我慢しました」とかみしめた。リング上では、「爆進します」と、締めマイクまで継承。SANADAは「パッと出て来ました。申し訳ございません」と謝罪の言葉を口にしながら、どこかうれしそうだった。 これで、来年の1・4東京ドーム大会のメインイベントで、G1クライマックス覇者のロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(L・I・J)内藤哲也の挑戦を受けることが決まった。試合後には、リング上に内藤も入ってきた。ファンに向けて「大合唱を楽しみにしてください」とアピールし、SANADAを見つめながら「どうせこの後、帰ってもらっていいですか、って言うんだろ。言われる前に先に帰るよ」とリングを後にした。
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