政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)★いまだに政界や官界、財界までもが55年体制(自民党は改憲を志向するも軽武装路線を取り、野党第1党の社会党は政権交代を狙わぬ万年野党に甘んじるも、憲法改正を発議させない3分の2の議席阻止と労働組合の維持を目的だった)が崩壊しているにもかかわらず、そこから脱皮できず前例主義や伝統に依拠していたら野党はその枠からいつまでも変わることはできない。加えて新聞をはじめとする政治記事はその体制を大前提に作られているから野党に立つ瀬はない。自民党政権に代わった細川政権や民主党政権はその既成概念を壊そうとしたが、国民の意識も含めて明治以来の官僚制度という慣れの前で崩壊したともいえる。
★今、国民民主党の代表選挙が行われている。代表・玉木雄一郎は「対決より解決」と言い、手っ取り早く自民党と組むことで政策実現という手法をとった。昨年の通常国会では予算案に賛成し、共産党からは野党とは呼べないといわれた。一方、対抗馬の前原誠司は非自民・非共産のあくまで野党連合での政権奪取という。実態は維新との対等合併を模索していて、こうなると連合の役割がない。同党支持者は悩ましい。確かに玉木が予算案に賛成した時は、向こう1年の自民党の政策を了承したことになるので野党にあるまじき行為とも思った。衆参でねじれでも起きていればともかく、これでは自民党にすり寄ったとしか思えない。大義はガソリン代を下げるトリガー法を材料にしたものの、今もガソリンは青天井に値上がりしている。
★結局、今の価値観と体制のままで野党躍進はない。立憲と維新、維新と共産、立憲と国民はいずれも仲が悪い。だがこれこそが55年体制の枠の中でこねくり回しているだけだ。一番考えが遠い憲法観から入れば永遠に野党はこのままだろう。だが、55年体制を壊す新たな統治機構、行政機構の改編を一緒に1年ぐらいかけてまとめてみたらいかがか。その時に本当の野党が生まれるのではないか。(K)※敬称略
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