先輩である桑原聡記者がご病気だというので一日も早い快癒を祈っていたところ、思いがけず自分も1週間ほど病院にお世話になることとなった。久しぶりの入院であらためて痛感したのは、どれだけ医療技術などが進歩しようとこの分野は看護師のみなさん(特に女性)がいなければ成り立たないことである。患者から愚痴や不満をさんざん言われ、ナースコールはひっきりなしに鳴る。常人ならぶち切れるところを、平然と処理していく。ときには人生相談にも乗る。これほど母性と慈愛を体現する職業は見当たらない。
さて、岸田文雄首相が9月に行った内閣改造・自民党役員人事は総じて評判が悪く、なかでも女性の起用についての批判がついて回った。閣僚5人という数は悪くはないが、顔ぶれを見ると上川陽子外相以外は「そんなものか」という印象しかない。副大臣(26人)と政務官(28人)に女性がゼロだったというのは、さらに悪質だ。「ゼロ」という人事を任命権者が気付かないはずはないわけで、わざとやったと受け止められる。もし本当に気付いていなければ、あらゆる人選において男女比や女性の有無をほとんど意識していないことがバレる。 小渕優子氏を党選対委員長に起用したことについては、各種世論調査でも厳しい評価が示された。これについては少し思うところがある。小渕氏は今回の人事で何らかのポストを受けた場合、記者会見で政治資金問題を問われても答えられるよう準備をしていたと聞く。その割に「決して忘れることのない傷」と口にした記者会見に疑惑払拭の効果は薄かったようにも思えるが、はっきり言って9年前の話をいつまでとがめられなければならないのかと思う。
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