【悼む】金網越しに接した「朝8時半の男」清川栄治さん その気遣いが西武担当1年間の原点に

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清川栄治,日刊スポーツ

西武は13日、投手育成アドバイザーの清川栄治さんが悪性腫瘍のために5日に亡くなったと発表した。62歳だった。近鉄、広島で中継ぎ左腕として活躍し、438試合連続… - 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム(nikkansports.com)。

近鉄、広島で中継ぎ左腕として活躍し、438試合連続救援登板という当時の日本記録を作った。指導者でも3球団を歴任。14年からは西武で投手部門を中心にコーチを務め、23年の春先から闘病を続けていた。訃報を受けて14日、西武の選手たちは喪章を付けて日本ハム戦に臨んだ。生前、清川さんは言ってくれた。「仕事も大事だけどね、自分を大事にしてくれる人たちのことは本当に大事にしなさいよ」。だから悼む思いをしばし封印し、旅を満喫した。

3日目、1人のスタッフが近づいてきた。右翼ポール近くの金網をはさんで話しかけられた。「いつも一番早く来てるよね」。清川さんだった。少年時代にファミスタか何かで使わせていただいた往年のリリーフ左腕。名刺を渡す。 20年シーズンから野球取材に復帰した。復帰早々のコロナ禍。プロ野球の現場での1対1の取材は、極めて難しいものに変貌した。だからこそ、金網越しでも清川さんとの1対1の時間が幸せだった。清川さん、それにルーキーで毎朝一番乗りの是沢と会話をするのが日課になった。 「どこに住んでるの?」と聞かれた。通勤に片道2時間近くかかることを伝えると「無理するなよ」という流れで、冒頭のような身の上の話になった。清川さんは毎朝優しかった。紳士的でかっこよかった。振り返れば、清川さんとの交流が間違いなく、いろいろあったけれど充実した西武担当1年間の原点だった。ペナントが開幕し1軍取材が慌ただしい日々も、なるべく2軍に顔を出す。4月中旬か下旬か。そういえば最近、清川さんの姿を見ない。ウエートトレーニングの担当をし、技術指導は若いコーチに任せているのかな-。なんて思っていた。

清川栄治 日刊スポーツ

 

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