沈み込むように、大勢は右膝を折った。重心を乗せた新フォームから投じた直球に、確かな手応えを口にした。「オフシーズンにやってきたことが、少しずつ身になってることでつながってきてるのかなと思います」。WBC球を手に紅組の4番手で6回から登板した。1死から加藤にこの日最速155キロ直球を中前へはじき返されたが、今季初登板ながら150キロ台を連発。秋広を三飛に抑えるなど、1回1安打無失点に封じた。
メジャー勢との対戦を思い描きながらマウンドに立った。「秋広は身長も大きくてメジャーの打者に近いので練習になるなと思いながら投げました」。身長202センチの左打者・秋広を“仮想・メジャー”とし、「腕も長く、フォークの対応の仕方や真っすぐの差し方でいいイメージで投げれました」と収穫を得た。WBCには米国代表で昨季46発でナ・リーグ本塁打王のシュワバー(フィリーズ)ら左の強打者も多く、貴重な実戦でイメージを膨らませた。 右サイドから浮き上がるような直球は初見の外国人打者には脅威となる。昨季、チームメートのウォーカーやポランコからは右打者の内へシュートする直球に「メジャーでも通用する」とお墨付きをもらっていた。上々の初登板に、原監督も「順調にきていると思います。良い形で侍に合流できる」とうなずいた。
左足を上げた際に右膝を折り曲げるフォームは、重心を右股関節に乗せる意識づけが目的。当初はブルペン限定での挑戦としていたが、試合でも実践し、「(フォームを)大きく変えている感覚なく、力を抜いている感覚。効率の良い投げ方だと思う」とWBCやシーズンも継続する考えを明かした。 世界一へ、まだまだ満足はない。「腕の振りの割に、球が来てない。(相手が)強打者になった時に“間”を意識してしっかり抑えていきたい」と修正点を分析した。17日からは侍ジャパンの合宿がスタート。微調整を重ねながら、ベストの状態で侍の舞台に立つ。(水上 智恵)
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