の同一監督で2年連続Bクラスという惨敗を喫した。後任には、阿部慎之助ヘッド兼バッテリーコーチ(44)が最有力候補に浮上していることも明らかになった。チームは4日のDeNA戦(東京D)が今季最終戦となる。 原監督が巨人のユニホームを脱ぐ。すでに2年連続4位が確定。同一監督での2年連続Bクラスは球団初という屈辱を味わい、3年契約の2年目ながら退任することになった。 今季の巨人は開幕から苦戦。4月14日に開幕13試合目で4勝9敗の借金「5」となり、5年ぶりに単独最下位に転落した。それでも原監督は若手を我慢しながら起用し、交流戦は最後まで優勝争いに加わって11勝7敗。一時貯金を今季最大の「5」まで伸ばした。だが、それ以降は上昇できず、ここまで70勝70敗2分けの勝率5割。一度も首位に立てず、シーズン通して優勝争いに加われなかった。...
原監督は巨人で15年間プレーし、監督として第1~3次政権の計17年間、合わせて32年間、ジャイアンツ一筋で戦ってきた。監督としては通算2406試合、1290勝1025敗91分け、勝率5割5分7厘で、リーグ優勝9度、日本一3度を成し遂げた。22年から新たに3年契約を結んでいたが、今季限りで退任することになった。 後任監督の最有力候補に浮上した阿部ヘッドコーチは19年限りで現役引退し、翌20年から2軍監督に就任して2年間ファームを指揮した。昨年は1軍作戦兼ディフェンスチーフコーチに配置転換。今年はヘッド兼バッテリーコーチを務め、ベンチでは原監督の近くで帝王学を学んだ。 現役時代は長年、正捕手としてチームを支え、リーグ優勝8回、日本一3回を経験した。通算2132安打、406本塁打、1285打点と打てる捕手として絶大な存在感を発揮し、07年から14年までの8年間は主将を務めた。そのリーダーシップに期待がかかる。球団創設90周年の来季、新体制で4年ぶりのリーグ優勝、12年ぶりの日本一奪回に挑む。 ◆原...
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