後にはセレモニーが行われ現役生活18年に別れを告げた。試合は5回、岸田行倫捕手(26)の2号ソロの1点を先発グリフィンからの無失点継投で守った。負ければ球団初の3年連続負け越しとなったが踏ん張った。借金を1とし、残り2試合で勝率5割以上でのフィニッシュを目指す。
鳴りやまない「熱男コール」に涙腺が崩壊した。試合後のセレモニー。松田はスピーチを終えた後、自ら音頭を取って4万1630人のファンと一緒に「熱男ー!」と叫んだ。「熱男ができなくなる。もうね、そこは寂しい気持ちでいっぱいですよ」。大好きな愛称とともに駆け抜けたプロ野球人生。感無量だった。ソフトバンク・王貞治球団会長兼特別チームアドバイザーら、古巣時代の恩師4人から贈られたビデオレターにも「感謝の気持ちしかない」と心を震わせた。原監督、長野、そして2人の子供たちから花束を贈られ、また目頭を押さえた。涙を流しながら場内を一周し、仲間たちに胴上げされて5度宙を舞った。最後また「熱男ー!」と叫んだ。 引退試合も、一生忘れることのない記憶として刻まれた。慣れ親しんだ三塁でソフトバンクから移籍後、東京D初スタメン。坂本が出場19試合ぶりに遊撃を守り、かつての侍ジャパンでの三遊間が復活した。「うれしかったし、最後一つアウトにすることができた」。3回に浜田の三ゴロを冷静にさばいた。大声で、ジェスチャーでグリフィンをもり立てた。長年貫いてきた魂を最後の最後まで貫き通した。
首脳陣の粋な計らいで6回に一度三塁に就き、その後に交代を告げられて大歓声を浴び指揮官と抱き合った。2打数無安打だったが、松田はオレンジ色に揺れる客席を見渡し、感慨にふけった。「現役の選手としてもう二度とこの光景であったり声援というのは、味わうことができない。本当に最後だったんだなと思います。目と耳で焼き付けました」 通算1832安打を誇る強打者であり、三塁手部門で歴代最長7年連続を含む同最多8度のゴールデン・グラブ賞に輝いた守備の名手。そして唯一無二のムードメーカーとして野球界を盛り上げ、多くの人々に夢を与えた。「熱男という言葉にも感謝を伝えたいと思います。これからもよろしく、ありがとう」。さらば、松田宣浩。燃えたぎる情熱。熱男ーーー!!!(中野 雄太)「(先制ソロを打って熱男ポーズを披露した)岸ちゃん(岸田)に聞いたけど『すごかったです。しびれました。またホームランを打ちたくなりました』と。僕もそれがきっかけ。熱男という言葉をファンの皆さんと分かち合う。そういった思いだけでやってきた」
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