抜けた直球を中山に右翼席へ運ばれた悔しさを晴らすべく、NPB球を使用して指のかかり具合を再確認。打席に立った丸、ブリンソンの内角をえぐる力強い投球に、見学していたグリフィン、ビーディからも拍手が起こった。3月に行われるWBCへ向け、着実に前進していく。
キャッチボールを終えた戸郷が、木の花ドームのブルペンに歩みを進めた。12日の紅白戦に登板し、2回1失点、20球を投げていたため、この日は投球練習をする予定はなかったが「(キャッチボールでの)感覚が良かったので入っちゃいました」と急きょ、ブルペン入り。「今日は10割ぐらい力込めて投げました」と途中、丸、ブリンソンを打席に立たせながら、遠慮なく内角をえぐった。力強い直球や落ち幅十分のフォークなど連投にもかかわらず、102球を投げ込んだ。 “緊急修正”で確かめたかったのは、指先の感覚だった。この日使用したのはWBC球ではなくNPB球。指のかかりがより分かるようになるという理由で以前からNPB球、WBC球の2種類のボールを使い分けて練習している。「コントロールを意識して投げ込みました」と低めにボールを集めた。「感覚をつかむこともありますし、(雨で)室内だったので日本のボールでいいボールがいけばつながると思うので、その感覚で行きました」。最後の1球がビシッと捕手のミットに飛び込むと、マウンドの後ろで投球を見学していたグリフィンとビーディからは「ブラボー!」と笑顔で拍手が送られた。
悔しさを晴らすように腕を振った。12日に行われた紅白戦では、WBC球を用いて白組の先発として登板するも、初回1死から中山に151キロの直球を捉えられ、被弾。「失投が多かったので高めにふける(抜けるの意)球が多かった」。あまりの悔しさから「昨日は感じが悪くて夜もあんまり眠れなかった」と明かした。その日の夜は深夜1~2時近くまで何度も自分の投球映像をタブレットで見直した。「昨日は悪かったので、今日は日本のボールでしたけど、だいぶ感覚が戻ったかな」と嫌なイメージを振り払った。原監督も「試合の後でも今日もね。非常に期するものを感じた」と評価した。 17日からは侍ジャパンの強化合宿がスタートする。その直前で生まれた“課題”を解消すべく、鉄が熱いうちに打ったのも日の丸にかける思いの表れだ。「侍(合流)前に今日投げていい感じで戻そうかなって。明日も調子次第ではありますけど、投げられたらWBC球を使って投げたい」。最高の状態に仕上がるまで、調整を重ね、世界の舞台で大暴れする。(水上 智恵)
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